2005-01-01から1年間の記事一覧

言語哲学入門

受講生の皆さん、今晩は。メインサイトの方に、『論理哲学論考(1-2.063)』の和訳をupしました。「1-2.063」は配付した資料「解説」の「2 世界/世界の可能性」に関係する部分です。いきなり読んだのでは全く意味不明だったかもしれないオリジナルの命題群が…

言語哲学入門

受講生の皆さん,こんにちは。今回は「マルセル・デュシャン+杉本博司」の説明に予想外に時間がかかり、(1)『論考』の「出口」案内が駆け足になり、(2)ベンヤミンの「交差点」案内ができませんでした。次回たっぷり時間をとって解説しますが、皆さんに是非…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんばんは。明日は前回配付した資料を基にして『論考』の出口に案内し、ベンヤミンというかなり魅力的な分かれ道につながる十字路の交差点にも案内します。また、順序は前後するかもしれませんが、もう少しだけ、デュシャン関連の知的な文…

専門演習

参加者の皆さん、こんにちは。今日は前半、メカスさんが96年に来日した際の対談「詩、そして映像の越境」を皆さんと一緒に読む事ができて、そして各人の読み方の違いを突き合わせる事ができて大変よかったと思います。前回観た『沖縄・東京思索紀行』の映像…

専門演習

参加者の皆さん、こんばんは。明日の前半には、前回学んだジョナス・メカスさんの「思想」をおさらいするために、彼が91年と96年に来日した際に行った貴重な対談のテキストを読む予定です。後半には、前々回誤って予告した写真家荒木経維(のぶよし)さんの…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。昨日の授業で話したように、皆さんの最終的な課題は、(1)デザイン論のレポート、(2)DBNのオリジナル・プログラム、(3)オリジナルWebページ制作、の中から一つを選ぶか、または二つないしは三つを組み合わせる、ということです。…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。「練習用ファイル1101」のダウンロードと解凍はうまく行きましたか。明日の「実践篇」でも実演、解説しますが、とにかく挑戦してみてください。そしてうまく行かない事があったり、分からない事があれば、いつでも質問を。明日…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんにちは。今回の授業では、急遽プランの一部を変更して、前回配付したテリー・イーグルトンの文章に登場した、現代の思想や文化を考える際に見逃せない「モダニズム」の動向、ヴィトゲンシュタインの『トラクタートス(論考)』を読む際…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんばんは。前回までで、『トラクタートゥス(論考)』の二つの「入口」を確認しました。先ずは、言葉そのものに注意を向けて、「世界」の経験的な現象の多様性に振り回されずに、「世界」の形而上学的(超越論的)な構造をクリアに表現し…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。今日の授業でも冒頭の余談が後を引き、後半は駆け足になってしまいました。説明が早すぎてよく理解できなかった人もいるでしょう。しかし、心配無用です。今日やったことを、より分かりやすく、かつ実践的に自習できるように「…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。 メインサイトの更新情報にある通り、「DBNの文法12,13,14,15,16,17」と「DBNの思想3,4」をupしました。「文法」のプログラム例はどれも興味深いものですからぜひ試してください。特に「文法17」の「人工生命」プログラムは圧巻…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんばんは。私たちは映画『ヴィトゲンシュタイン』を三つの層で観たことになります。先ず、ごく一般的な観方。実在した哲学者ヴィトゲンシュタインを「描いた」映画として批評的に観る。いわば外在的な観方。第二に、ジャーマンの思想にし…

ジョナス・メカス

参加者の皆さん、こんにちは。ジョナス・メカスさんの独立映画にかける深く強い意志と限りなく広く柔らかい感受性の持ち方は非常に参考になったと思います。時間が足りなくて、かいつまんだ解説しかできなかったので、私がビデオから看取したエッセンスを簡…

哲学者の人生

受講生の皆さん、こんばんは。明日の授業では、まず映画『ヴィトゲンシュタイン』の後半を観てから、映画にまつわる事実に関する資料を配付して若干の解説をします。そして、ひとりの人間、たまたま「哲学者」として知られた人間の人生について考えたいと思…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんにちは。メインサイトの資料Bに「練習用ファイル1025」をアップしました。ダウンロードして専用のフォルダに格納してください。そして前回解説したリンク、画像、フレームの復習をしてください。授業で使ったファイルをかなり「掃除」し…

専門演習

参加者の皆さん、こんにちは。今後のスケジュールを部分的に変更しました。メインサイトの方で確認してください。明日は「生、死に向かう時:ある写真家をめぐって」というテーマで、ビデオ『荒木経維 花に事あり』を観ます。人生とは死に向かう時を生きるこ…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。今回の授業はどうでしたか。毎回、思想篇+原理篇+実践篇と3本立ての盛りだくさんの内容なので、ついてくるのは大変でしょうが、習うより慣れろ、の精神で、とにかく参加してください。一度でも触れた記憶があれば、いつかど…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。前回のウェブ関連のデモはどうでしたか。 メインサイトの資料Bの練習用ファイルを参考にして、HTMLの基本構造とCSS(Cascading Style Sheet)による初歩的なレイアウトを必ず復習しておいてください。DBNを使った原理篇は動作が遅…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんにちは。 昨日観てもらった『記憶の彼方へ---デレク・ジャーマン ラスト・インタヴュー』は、ヴィトゲンシュタインとの関係を抜きにしても、色々と示唆に富む内容だったと思います。確かに肉体的には痛々しく感じられ、苦しそうに見える…

専門演習

みなさん、『SCENES FROM THE LIFE OF ANDY WARHOL, ライフ・オブ・ウォーホル』監督:ジョナス・メカスは改めてどうでしたか。観賞後の私の解説と皆さんとの質疑応答の中では深め切れなかったポイントについて、忘れないうちに書き留めておきます。齋藤君が…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんばんは。前回は詩人の透視力を借りて、「ことば」そのものからヴィトゲンシュタインの『論考』の「入り口」に近づきましたが、明日の授業では、「映像」から別の入り口を探してみます。映画『ヴィトゲンシュタイン』(1993)を観る予定で…

専門演習

参加者の皆さん、こんばんは。 すでに予告した通り、明日の3回目はジョナス・メカス作のアンディ・ウォホールをめぐるドキュメンタリー・フィルムを見ます。テーマはポップ・アートとは何だったのか、そして今何でありうるのか、ということです。ウォホール…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは。明日はこの授業のひとつのテーマである「デザイン」について是非話したいことがあるのですが、忘れそうなので、ここに書き留めておきます。 それは、デザイン・センスのことです。私はいわゆるデザインの専門家ではありません。…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんにちは。前回お話しした、この授業の三つの柱、あるいは三つの層(レイヤー)については、合点が行きましたか。木を見て森を見ず、にならないように、時々その全体像を思い出してください。ここにも書いておきます。1. デジタル・メディ…

nowhere

nowhereという見出し記事は特定の授業に関するものではなく、すべての授業に関係する一般的かつ深い内容の話題です。これは、メイン・サイト全体で自ずと示そうとし、またコンセプトとして簡単に書いたことですが、私自身の長年のテーマは、(といっても、そ…

言語哲学入門

受講生のみなさん、こんにちは。今日の授業では時間が足りなくて言い落としたことがたくさんありました。補足しておきます。「迂回路」、「回り道」と称して見てもらったビデオの印象が複雑すぎたかな、とちょっと心配でした。「いのちの全領域のプンクトゥ…

言語哲学入門

受講生の皆さん、こんにちは。明日の授業までに、メインサイトにアップした「論理哲学論考(1〜2)」をじっくり眺めておいてください。サムネイル(縮小写真)をクリックすると拡大写真が表示され、ドイツ語、日本語、英語の「論考」の最初の部分を見るこ…

専門演習

参加者の皆さん、こんばんは。 前回は詩人の吉増剛造さんをこの上なく優れた案内役に、写真家荒木経維さんの「眼」の奥にある「古い暖かさ」と映像作家ジョナス・メカスさんの「眼」の奥にある「どうしようもない震え」に触れました。メインサイトの方には「…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんばんは(書いているのが夜)。 今日の授業で触れられなかったことを補足しておきます。1.マンセルの表色系に関しては、メインサイトの方に「表色系」と「マンセル表色系」をリンクしておきました。チェックしておいてください。2.イッテ…

デジタルメディア入門

受講生の皆さん、こんにちは。 明日は第3回目の授業です。前回の宿題:)は済みましたか? 明日はいよいよ「WWWの構造」に入ります。実際にどのような準備をして、何をすればウェブページを制作することができるかを、順を追って実演かつ説明します。その前に…