2007-10-19から1日間の記事一覧

イメージと名前

昨日は白菜を白菜と認知しながらも、「キャベツ」と記録し、今日は碁盤を碁盤と認識しながら、「将棋盤」と堂々と記録してしまった。我ながら笑ってしまったが、これは私の脳のなかで、何かが崩壊しつつある徴候なのかもしれない。明日は女房を女房と認知し…

Valentin Ralchev & Knifefishes at a Zurich bar:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、10月19日、292日目。 Day 292: Jonas Mekas Friday, October 19th, 2007 4:49 min. in a Zurich bar Valentin Ralchev (from Sofia, Bulgaria) has a good time with old pop --- チューリヒのバーで ヴァレンタイン・ラル…

ピーマンの花、ホソバウンラン、捨てられた将棋盤碁盤

藻岩山。どんなものも何かを物語る。無言の存在と多種多様な痕跡に手持ちの言葉や想像力は圧倒されるのが常だ。 収穫される気配の感じられないとある畑のピーマン(甘唐辛子, bell pepper, Capsicum annuum var. grossum)の花。 15日に倒れていることに気づ…

言語哲学入門2007 第4回 現実から可能性へ

前回は『論考』の序文を参照しながら、ウィトゲンシュタインの尋常ではない壮大な企画、すなわちすべての哲学問題にケリをつけるために、思考の限界を画定するという無謀とも思える企画を概観しました。それは実際には思考の表現としての言語の限界、すなわ…