2008-04-12から1日間の記事一覧

千五百年にわたる日本語のかたちを鳥瞰する

日本語のデザイン (新デザインガイド)作者: 永原康史出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2002/03/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (19件) を見る 永原康史『日本語のデザイン』(美術出版社、2002年)をときどき手に取って…

近づけない祠

人里離れたある沢を流れる川の上流に粗末な作りのかなり傷んだように見える祠(ほこら)がある。以前から気にかかっていた。先日、山中の寺を偶然訪ねた帰りにふらりと見に行った。このように、すこし川に突き出した淵の上に危ういバランスで建っている。川…

つい百年前の自国の文字を読めない不自由の異常さ

これは讀めるが…。 「いろは」、『竪一行双幅』部分 昔から好きだった良寛(Ryōkan Taigu, 1758–1831)の書を入口に「断絶」の彼方にある「旧字旧かな」の世界に入って行こうとしている自分がいる。良寛の「脆弱を恐れず、寂寥を忘れず」の生き方と「切実」…

ツツジ、ハクモクレン

札幌、曇り。肌寒い。驚いた。あるお宅の庭のツツジ(躑躅, Azalea, Rhododendron)が花開いていた。雨の滴を留め美しい。種名までは分からない。サフラン公演のハクモクレン(白木蓮, Magnolia denudata, Yulan magnolia)のたくさんの蕾みがほころびはじめ…