2008-12-27から1日間の記事一覧

帰る場所

島尾伸三『中華幻紀』(ワールドフォトプレス、2004年)152頁部分 誰しも、帰る場所は自分で作らなければならない。島尾伸三の写真集(「照片雑文」)を見ながら、読みながら、家族や親子の宿命といってもいい一筋縄ではいかない関係に様々な思いを巡らせな…

晴天

昨日とはうってかわり、晴天。雪が眩しい。大気も光に満ちている。世界が軽くなったようだ。冷え込みはそこそこ。零下5、6℃か。一面の銀世界、と言いたいところだが、まだまだ醜い人工物が露出している。とはいえ、それらもいずれ廃れ壊れ消えることを思う…

記憶の彼方へ004:父母の遺影

現在の私よりもずっと若い父母。昭和50年、高校3年の夏に、日本海に面した岩内町の雷電温泉で、私が撮った父母。 雷電温泉 - Wikipedia この時母はすでに癌に冒されていた。それから数ヶ月後に入院し、その年の暮れに逝った。母の最後の写真である。父との…

ギョーカイの人ですか?

夕方、自宅にADSLから光回線に切り替える工事が入った。回線の引き込み工事を担当したオッサンがかっこよかった。私よりも少し若い、多分四十代半ばか。ボーズ頭に浅黒い精悍な顔立ち。てきぱきとした、しかも時々鼻歌を歌う余裕のある仕事ぶり。無駄口はた…