2009-11-04から1日間の記事一覧

小さい炎を消さないように

トチノキ(栃の木, Japanese horse chestnut, Aesculus turbinata)。葉がわずかに残っている。昨日の落ち葉はきれに掃除されていた。 四人乗り バラ(薔薇, Rose, Rosa) パンを抱きしめて。「この間は、写真をどうもありがとうございました」「どういたし…

世界は複雑なかたちのリースのように、どこまでもつながっている

asin:4087473856 昨日、寒い部屋で、冬のアイルランドを舞台にした藤原新也の長編小説『ディングルの入江』(1998)を姉妹編の写真集『風のフリュート』(asin:4087831175、1998)を脇に置いてじっくりと読んだ。部屋の寒さを忘れた。「小説」と言っても、著…

救い

asin:4894345390 水俣病が東京湾で起きたら、どうなっていたか。そう石牟礼道子は問う。国内のすべての原子力発電所およびその関連施設が東京湾岸にできていたら、どうなったか。同型の問いである。そうならないように、この国の高度経済成長は進行した。都…

手乗り地蔵

身長6センチ弱の「手乗り地蔵」がやって来た。不思議なことに、机の上のどこにおいても違和感なくすぐに馴染む。なんとなくその横に置いた菅原さん(id:alsografico)作「キノコ」もそうだ。

夜の孔雀草と電柱

寒気は去り、日中の気温は10℃を超えた。夜になっても氷点下にはならず、素手でも凍えない。朝の散歩では邪魔に感じることもある電柱や電線が、夜間には愛おしく感じられる。特に街灯のついた電柱は生き物のようにすら感じられる。フラッシュは使わずに、街灯…