2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サンふじをついばむヒヨドリを狙うネコ

こんな煙突のある家は少なくなった シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica)の樹皮 建設工事現場の乾燥機「HOT GUN 125N」 融雪槽 天然の帽子とマフラーが 古い木造板張りの家 古い波形トタン(亜鉛鉄板)張りの物置 どん…

ヤマゲラ

シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica) ヤマゲラ(山啄木鳥, Grey-headed woodpecker, Picus canus) 晴れ。薄らと新雪におおわれた町は目が痛いほど光に溢れていた。サングラスにすればよかったと後悔する。軽い雪目に…

アイスキャンドル祭

おっと、気づいたら6時10分前だった。カメラを持って家を飛び出す。冷え込んできた。風もない。グッド・コンディションだ。すでに歩道のアイスキャンドルには火が灯っている。玄関先で揺らめく炎もある。路地階段の脇の雪もあったかい小さな炎たちに照らさ…

外界の描写

感情を制御した上での抽象的な概念の操作や複雑な内面の描写よりも、一見単純な外界の描写のほうがよほど難しいと常々思ってきた。五感がどれだけ研ぎすまされているか、自我がどれだけ消尽されているかが如実にあらわれるからだ。その点で、ニコラ・ブーヴ…

記憶の彼方へ14:親子三代

昭和33、4年。撮影者、撮影場所、未詳。祖父、父、叔父、私。若い頃の父はカメラ&バイク&釣り狂だったらしい。父は無謀にもまだ幼い、3、4歳の私をバイクの後ろに乗せ紐で自分の腰に結わいてよく釣りに行ったらしい。父の背中で眠気を催しウトウトした私は…

キタキツネ

今朝は遠回りして、可愛いマスコットのいる及川さんちの前を通り、「路地階段」を下りて、旧道沿いにあるブーランジュリー・マルゼルブ(Boulangerie Malesherbes)にクロワッサンを買いに行った。クロワッサンの隣に並んでいたチョコパンとあんパンも思わず…

塚本夫妻、小坂さんの雪だるま

新築工事現場の看板。トナカイが可愛い。 いつもの道から外れてやまばと公園に立ち寄る。果実のたくさんぶら下がったプラタナスの樹を見上げる。やまばと公園には全部で4本のプラタナスがある。先客のカラスを撮る。ハシブトガラス(嘴太烏, Jungle Crow, C…

北方の白い微笑

森崎和江さんは何度も北海道を訪れて、その自然と風土に強く惹かれ、住みたいとも思ったが、結局、そうはしなかった。できなかった。四半世紀前に(1984年)、森崎和江さんは、快適な場所にはとどまることはできない屈折した思いと、北海道が好きな理由につ…

記憶の彼方へ12:観覧車のある風景

昭和40年頃。小さな観覧車のある風景。観覧車のゴンドラは八つのようだ。場所は未詳。コーヒーカップに乗る親子。母、弟、そして小学1年生頃の私。私は船酔いのように気持ちが悪くなるので、コーヒーカップが嫌いだった。弟と母は好きだったようだ。その日…

ウチワエビと瀬戸貝

ウチワエビ(団扇海老, Fan lobster, Ibacus ciliatus) http://www.d3.dion.ne.jp/~shouji/sub329.htm 瀬戸貝、イガイ(貽貝, Mytilus coruscus) http://www.d3.dion.ne.jp/~shouji/sub328.htm 松本昭司さんの沖家室水産にまたまた美味そうな品が入荷した…

流離(さすらい)人:自由を求めるコヨーテの物語から

左:ソングライン (series on the move)、右:The Songlines 寝る前によく読んでもらったのは、アーネスト・トンプスン・シートンの『狩られるものの生活(Lives of the Hunted)』に出てくる雌のコヨーテの話だ。 コヨーテの子供ティトーは、いっしょに生ま…

記憶の彼方へ13:私の知らない少年、少女

昭和30年代か。撮影者、撮影場所、写っている少女たちも未詳。1、2歳の頃の私と遊んでくれた近所のお姉ちゃんたちかもしれない。とても好きな写真。 敗戦直後、昭和20年代後半か。撮影者、撮影場所未詳。私の知らない家族。祖父母と同じように樺太から引き…

シラカバ、トドマツ

所用でろまん亭へ。藻岩山の東側の麓(住所は藻岩下2丁目)にあるケーキ屋。 その付近ではシラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica)がめにつく。 ろまん亭の近くの空地にぽつんと一本のトドマツ(椴松, Sakhalin fir, Abi…

WINDING PATHS

気温が上がり、路面の雪の融けた山道を通って出勤する。気分がいい。 ‘Chatwin’という姓はもともと‘Chette-wynde’と言い、アングロサクソン語で“曲がりくねった道(the winding path)”を意味したことから、‘WINDING PATHS’と題されたチャトウィンの写真集。…

アカゲラ

雪国仕様スウェーデン・ハウスの新築現場。中から作業員たちの談笑する声が聞こえた。 藻岩山、雪に隠れる(→ 大判) 屋根の雪1 屋根の雪2 おお、魔除けのシーサーか? サフラン公園入口のシナノキの下で、町内公認のアイスキャンドル祭のシンボル像の製作…

シメ

シメ(蝋嘴、Hawfinch, Coccothraustes coccothraustes)。睨まれた。

ヒヨドリ

ヒヨドリ(鵯, Brown-eared Bulbul, Hypsipetes amaurotis)。果実を沢山つけた樹はズミ(酸実, Japanese flowering crab, Malus sieboldii Rehd.)、別名コリンゴ(小林檎)。エゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)の果実よりも小さい。

記憶の彼方へ11:私の知らないカップル

どんな写真も世界の局所のある瞬間の記録であり、いずれはその被写体の遺影となる運命にある。すべての写真は本質的に遺影である。昭和32年(1957)、私はこのカップルの間に生まれた。当然のことながら、私はこの頃の父母を直接には知らない。思えば、不思…

写真の時間

写真家HASHIこと橋村さんから「寒中見舞い」のメッセージとともに、ニューヨークの写真が届いた。ハドソン川? いや、イーストリバーに架かる橋、マンハッタン? ブルックリン? ウィリアムバーグ? 未詳。手前のリバー・サイド・パーク?からの眺め。橋と貨…

ヒヨドリの囀りは「ピー・ピョロ・ピョロ・ピ」?

the twitter of a Brown-eared Bulbul, 32sec. 高音程の短かくまとまった旋律が繰り返し聞こえてきた。声の主を探して樹々に目を凝らすと、白樺のてっぺんちかくに鳥影が見えた。一羽しかいない。体型からヒヨドリ(鵯, Brown-eared Bulbul, Hypsipetes amau…

シメ

愛しのシメ(蝋嘴、Hawfinch, Coccothraustes coccothraustes)。隣家の庭のエゾマツ(蝦夷松, Spruce, Picea jezoensis)に飛来した。

ネマディ

Bruce Chatwin Home ブルース・チャトウィン(Bruce Charles Chatwin, 1940–1989年)はかつてネマディと呼ばれるサハラ砂漠の狩猟民族の生き残りに会うためにモーリタニアを訪ねた。チャトウィンが実際に会ったのは、スーダン木綿の切れ端を縫い合わせた小さ…

Boys and girls, be ambitious like this old man!

はぐれそうになったら、いつでも相談においで!

雀よ、脱糞中失礼

太陽 原生林 櫻岡さんちの餌台。最近よく出会うようになった櫻岡さんと立ち話。毎日一万歩を目標に歩いているという。すごいですね。写真を撮りながらトロトロ歩いている私には目標はない、、。 サフラン公園入口のシナノキ(科の木, Japanese Linden, Tilia…

Let's get astray 2:黄昏時の海に面した公園のベンチ

室蘭民報2009年12月20日(日曜日) 冬のある日の黄昏(たそがれ)時、一匹の黒猫が校庭のど真ん中を横切っている。無人の校庭の身を隠す物の何もない対角線上を八方におのれの身体をさらしつくして横切っている。思わず「はぐれたのか」と呟いた「私」は、そ…

流れ者の系譜

森崎和江は自分が「流れ者の系譜」につながることを次のように「流れ者の言葉」でしみじみと語った。 けれどもこの世はたいそうひろくて、それは蛍の道のようだ。 わたしを呼ぶ声がしきりにする。まるで蝶の季節に、うすい羽根がくさむらでうごめくように、…

シジュウカラ vs. ヒヨドリ

カラマツ(唐松, Japanese larch, Larix leptolepsis Gordon) ヒヨドリ(鵯, Brown-eared Bulbul, Hypsipetes amaurotis) シジュウカラ(四十雀, Great Tit, Parus major)。兵藤さんちの餌台のそばで体の大きなヒヨドリに追い立てられていたが、ひるむこ…

氷上の足跡

太陽 石上君、昨日話した写真家は、MICHAEL KENNA(→ Official Website)です。 ハマナス(浜茄子, Ramanas Rose, Rosa rugosa Thunb.) 氷上の足跡 シナノキ(科の木, Japanese Linden, Tilia japonica) サフラン公園の雪だるま2号。ビフォー。 アフター…

時代の巡り合わせ

asin:4794205759 1994年に出版された本書『日本の原像を求めて』について、『ブーヴィエの世界』(2007年6月、みすず書房、asin:462207298X)の「訳者あとがき」の中で、高橋啓氏は当時を振り返って次のように語っている。 訳者は今から十年以上前にニコラ・…

空と道

豊平川上空 五輪通り、真駒内 五輪通り、真駒内 五輪通り、真駒内