2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

野原紫、里桜、薺、紅紫壇、枸杞

ノハラムラサキ(野原紫, Field forget-me-not, Myosotis arvensis) サトザクラ(里桜, Japanese cherry, Prunus lannesiana Wilson) ナズナ(薺, Shepherd's purse, Capsella bursa-pastoris)。薬効。 ベニシタン(紅紫壇, Rock cotoneaster, Cotoneaste…

神遊び、毛遊び

asin:B0017GSGWU このアルバムは、2008年1月に宮古島市西原で録音された、当時平均年齢九十歳のおばぁトリオ、高良マツさん、長崎トヨさん、村山キヨさんが歌う神歌が元になっている。現地の多くの人の協力を得て行われた録音への立ち会いをはじめとして、そ…

鴨々川の錦鯉

ニシキゴイ(錦鯉, Japanese carp, Cyprinus carpio carpio)。左岸にはイロハ紅葉、野村楓、蝦夷山紅葉。右岸には銀杏。北海道札幌市中央区南8西3、鴨々川(かもかもがわ)。

ガンジスの女の青い月

asin:4879957038 マルグリット・デュラスの『ガンジスの女』(La Femme du Gange, 1973)の冒頭で女が歌う「ブルー・ムーン」が聞こえてくる場面は素晴らしい。 旅人だ。 広場を横切る。 横切られた広場。 旅人は川に沿っていく。なにも見ていない。歩む。進…

江ノ島海岸

北海道島牧郡島牧村江ノ島

ティータイム:COVER PHOTOS: Sadao Toyoshima, 1965

asin:B0028RBF48 二枚の魅力的なティータイム(お茶の時間)のモノクローム写真。CDカバーに使われたコントラストの強烈な二人の皺苦茶の老婆の写真と、CDに付された一枚両面刷りの解説の裏に縁なしで印刷された猿のような獣のそれと見紛うばかりの苦労と老…

猫のスノーグローブ

かつての子供部屋の押し入れの中を整理していたら、がらくたの中から白猫と黒猫のスノーグローブが出てきた。百年以上スノーグローブを作りつづけているウィーンの老舗メーカーVIENNA SNOWGLOBE社の製品。日本ではなぜかスノードームと呼ばれることが多いよ…

蔓柾、孔雀草、野襤褸菊、薺、白式部、薔薇、銀杏、衝羽根朝顔

ツルマサキ(蔓柾, Evergreen bittersweet, Euonymus fortunei) クジャクソウ(孔雀草, Perennial aster, Aster hybridus) ノボロギク(野襤褸菊, Groundsel, Senecio vulgaris) ナズナ(薺, Shepherd's purse, Capsella bursa-pastoris)。薬効。 シロシ…

アルザスからの通信:名前の遠近法

昨夜、マルグリット・デュラスの「塩漬けキャベツ」について、詰めが甘い、脇も甘い書き方をしたら、ストラスブールに住む小島剛一さんからすかさず関連する原語とアルザス料理に関して大変ありがたい応答が電子メールで届いた。小島さんによれば、マルグリ…

マルグリット・デュラスの塩漬けキャベツ

asin:4560042659、装幀は北園克衛(きたぞの かつえ, 1902–1978)。 マルグリット・デュラス(Marguerite Duras, 1914–1996)の初期の短編小説「木立の中の日々」(Des journées entières dans les arbres, 1954)で印象的なのは何よりも「塩漬けキャベツ」…

女那川

北海道函館市恵山町女那川(めながわ)

薺、小林檎、コロラド唐桧、小真弓、紅紫壇、柾、水蝋樹、柊、山葡萄

ナズナ(薺, Shepherd's purse, Capsella bursa-pastoris)。薬効。 コリンゴ(小林檎, Japanese flowering crab, Malus sieboldii)、別名ズミ(酸実)。背景はコロラドトウヒ(コロラド唐桧, Blue spruce or Colorado spruce, Picea pungens)。 コマユミ…

蝦夷鹿

空き地の奥に突然、エゾシカ(蝦夷鹿, Deer, Cervus nippon yesoensis)の雄の成獣が現れた。咄嗟にカメラを向けると、彼もこちらを見た。ピントが合わないまま、シャッターを切った。ピントが合ったと思った瞬間に彼は姿を消した。

海辺のガソリンスタンドと昆布干し

北海道函館市釜谷町下釜谷

蝦夷山桜、枸杞、洋種朝鮮朝顔、白花萩、秋明菊、いろは紅葉、晒菜升麻

エゾヤマザクラ(蝦夷山桜, Sargent cherry, Prunus sargentii) クコ(枸杞, Chinese wolfberry, Lycium chinense)。生薬名は根皮がジコッピ(地骨皮)、果実がクコシ(枸杞子)。薬効。 ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔, Korean morning glory,…

Sketches of Myahk

映画「スケッチ・オブ・ミャーク」を宮古島で見た(その1) 映画「スケッチ・オブ・ミャーク」を宮古島で見た(その2) 映画「スケッチ・オブ・ミャーク」と第10回クイチャーフェスティバルのこと(完結) たぬきちさん(id:tanu_ki)が熱く語る、宮古(ミ…

静狩駅

静狩駅(しずかりえき)。JR北海道室蘭本線。北海道山越郡長万部町字静狩。 参照 小幌駅 旭浜駅

フジ(藤, Japanese wisteria, Wisteria floribunda)の豆果(莢果)。薬効。

なずな

asin:4087713776 表題の「なずな」に惹かれて本書を繙いた。 なずな(薺)と言えば、もう何年も朝の散歩コースにある斉藤さんのトウモロコシ畑の隅っこに毎年生える薺を定点観測のように見続けてきた。ぺんぺん草とも呼ばれるありふれた目立たない草の一種で…

西洋梨、柾、水楢、靫草、春楡、山葡萄、紅枝垂、八重山吹、秋明菊、薔薇、針槐、蔓柾、突抜忍冬

セイヨウナシ(西洋梨, Pear, Pyrus communis) マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) ミズナラ(水楢, Japanese oak tree, Quercus crispula) ウツボグサ(靫草, Common selfheal, Prunella vulgaris)、別名カコソウ(夏枯草)。薬効。 ハ…

月と鷺

北海道亀田郡七飯町字大沼町

貝殻の道

北海道茅部郡鹿部町折戸川河口

枸杞、秋桜、赤詰草、豚菜、小真弓、一位

クコ(枸杞, Chinese wolfberry, Lycium chinense)。生薬名は根皮がジコッピ(地骨皮)、果実がクコシ(枸杞子)。薬効。 鉄柵の支柱の留金具 コスモス(秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus) アカツメクサ(赤詰草, Red clover, Trifolium pratense)。薬効…

When (1965/2005/2011)

Jonas Mekas on Wall Street from Jonas Mekas' Diary, October 2, 2011 When (1965/2005) from Jonas Mekas' Diary, October 12, 2011 2011年9月17日にはじまったウォール街占拠(Occupy Wall Street)は国内外に飛び火しながら現在も続いている。ジョナス…

吊るし柿

北海道函館市大澗(おおま)町

いろは紅葉、飛燕草、柾、紅枝垂、富士、咱夫藍、大虎杖、野良人参、鷹の羽薄、釣鐘人参、鬼胡桃、針槐、小林檎、薔薇、錦木、蝦夷小林檎、秋明菊、紫陽花、関東嫁菜、小紫、小繁縷、夏椿、小真弓、ラベンダー

イロハモミジ(いろは紅葉, Japanese maple, Acer palmatum) ヒエンソウ(飛燕草, Larkspur or Delphinium, Delphinium ajacis)、別名チドリソウ(千鳥草)。 マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) ベニシダレ(紅枝垂, Crimson queen japa…

久しぶり

asin:4783721688 清岡卓行の遺稿詩集『ひさしぶりのバッハ』に不思議な四行詩が一篇ポツンと収められている。岩坂恵子の「あとがき」によれば、それは「未整理のファイルのなかから偶然見出された」もので、「題がなかったので、便宜上つけてあります」とい…

小杉苔、杉苔、腎葉一薬草、茶平茸、苦栗茸、四葉葎、盃瓦茸、足長茸、高麗天南星、衝羽根草、姫竹縞蘭、晒菜升麻

コスギゴケ(小杉苔, Pogonatum inflexum) スギゴケ(杉苔, Juniper haircap moss, Polytrichum juniperinum) ジンヨウイチヤクソウ(腎葉一薬草, Pyrola renifolia)。生薬名ロクテイソウ(鹿蹄草)、薬効。 チャヒラタケ(茶平茸, Peeling oysterling, C…

ある日、岩内町で

先日、久しぶりに訪れた岩内町は北海道電力泊原子力発電所の3機が湾を隔ててはっきりと目視できる至近距離にあることに驚いていた。直線距離で5km余。原子力ムラ語で「調整運転」とやらをしていた3号機が、なし崩し的に「営業運転」に移行したのは8月17日…

A Tribute to the Memory of Mr. Hayakawa on the Road

2008年11月1日と2日、ハヤカー(id:hayakar)こと早川義春氏と車で「水の巡礼」と称する旅をした。以下に見られるのは、その旅の一日目に同行した当時まだ学生だった詩人のS君(id:t-pele)が道中、私のボロボロになったMiniDVのソニー製のハンディカム(DC…