2013-07-01から1日間の記事一覧

彩雲

蝦夷春蝉

エゾハルゼミ(蝦夷春蝉, Terpnosia nigricosta)。アスファルトの上で仰向けのままギーギー鳴きながら翅をばたつかせていた小さい蝉を黒酸塊の幹に止めてやる。

彩雲

蝦夷春蝉の死

あれから数時間後、エゾハルゼミは黒酸塊の根方で六本の脚を綺麗に折り畳んで死んでいた。掌に載せた死体は小さな折り紙のように軽く、カサカサと乾いた音をたてる。山本博道さんに倣って昆虫標本にしようと思う。小学生の時以来である。

ササゲ

北海道産ササゲ(大角豆, Black-eyed pea, Vigna unguiculata)

山梨県産桃、品種不明

地名マカオの由来

マカオで道草 「道草」にひかれて本書を手にした。「道草を食う」と言えば、目的地へ行く途中で道端に生えている草に目を留めたりして無駄に時間を費やす行為を意味する。しかし、人間の最終ゴールは死であると考えれば、道草こそが生の意味であるようにも思…