技術

初夢

私は二日間不思議な夢を見ていた。今年になって初めて見た夢だった。2月10日、「私たち」は日本の国家安全保障にもかかわる重大な問題についてカジュアルに討議するために横浜に集結した。急遽某国から来日した国際的ビジネスマン、そして日本側からは情報技…

頁と改行:本 vs.ウェブ

私は常々、本の頁に印刷された文字を読むことと、ウェブ・ページ上の文字を読むことはかなり異質な体験だと感じている。ウェブ上の文字表示の革新性については、私もまだよく理解できていないのだが、いくつか思いついた事を簡単にメモしておきたい。私がウ…

FreeMindを使ってみた

どれくらい「自由」なのか確かめてみようと思って、前から気になっていたFreeMindを使ってみた。FreeMind http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Main_Page インターフェースはかなり自由な雰囲気である。「ノード」単位のメモや画像がきれいにリ…

2026年問題:人生の記憶と記録

「ライフログ(LifeLog)」という表現にひどく抵抗を覚える。「人生の記録」?私は人生は記録するものではないと思う。人生そのものがつねにすでになんらかの記録をすることであり、そのことを自覚的に生きることだけが重要なのだと考えている。外側からあえて…

日常紀行(travelogue)と人生の記録(lifelog)

紀行は、場所の事実について創作や潤色ということはしないのが鉄則です。<場所>つまりどこそこの特定の土地、これにはたましい(精霊です)があるんです。地名の記述は旅人にとって、詩心そのものでしたでしょう。自分の気持ちのすべてを旅人は、そこの土…

命名は悩ましい:検索の裏側

私のように手持ちの画像データ数が数千枚のオーダーなら、サムネイルで数十枚ずつ一覧するか、全部をスライドショーで見ることがそのまま画像の「受動型検索」になるが、数万枚、数十万枚、そして美崎薫さんのように百万枚のオーダーになれば、それは非常に…

自動連想装置:Memorium, Goromi and Tagsight

記憶と記録をいわば活性化して、想起や連想や発想を豊かにするにはどうしたらいいか。私の「検索エンジン」に対する興味はそこにある。とりわけ、思わぬ発見や突然のひらめきにおける、「思わぬ」や「突然」に隠されたメカニズムを知りたいと思っている。あ…

ビデオキの実験

http://video.google.com/videoplay?docid=-786798888199662112 日曜日に撮影した札幌市南区中丿沢の奥の奥にある小川の様子とせせらぎの音。7秒。

能動型検索、受動型検索、そして無意識型検索2

昨日のエントリー「能動型検索、受動型検索、そして無意識型検索」には多くの方から反響があった。CLOCKWORKSのnakaharaさんからは「『受動型』想起に使えそうなサイトをつくりました。タグでdel.icio.us、Hatena Bookmark、Flickr!、YouTubeの情報をまとめ…

能動型検索、受動型検索、そして無意識型検索

「検索」と「想起」、それぞれのメカニズムと両者の関係に非常に興味のある私はエントリー 「いうまでもなく、検索とは想起のことである 」(2006-11-08)を書いた。そのコメント欄で、bookscannerさんは一口に「検索」といっても、先ずは少なくとも、「能動…

SmartCalendar-Xでした

中山さんのところ(『横浜逍遥亭』)で、SmartCalendar談義が進行しています。私も少しからんでいます。やや突っ込んだ話題ですが、開発者美崎薫さんならではの貴重な言葉も読めるので、SmartCalendarに挑戦しはじめた学生さん、是非覗いてください。その中…

イメージ検索エンジンLike.com

私の「画像検索」へのこだわりを見兼ねて、bookscannerさんが大変興味深い事例を示唆してくださった。それは、TechCrunchが取り上げていたイメージ検索エンジンLike.comである。TechCrunchとは「次世代の Web 2.0のサービスや企業をひたすら評価し紹介してい…

スマートになろう:SmartCalendarのススメ

賢く生きるための画期的なツールとして美崎薫さんが開発したSmartCalendarについてはこのブログでも教室でも今まで断続的に触れてきた。賢さの内容は、己をよりよく知り、同じ過ちをくりかえさず、世界をより深く見通し、未来さえもかなりな程度見通せるよう…

言葉を撮る

今朝の散歩で、はじめて「言葉」を撮った。 近所のお寺(浄土真宗)の掲示ケースの中。一年以上ほぼ毎朝見ていた言葉だった。なぜ撮ったのか。昨日から「画像データ」と「テキストデータ」のことをあれこれ考えていたからかもしれない。文字画像をOCR(Optic…

見読知

昨年の秋頃、気に入った新聞の特集コラム(紙面の半分を占めるかなり大きな記事)を18に分割してそれぞれをデジタルカメラでズーム接写し、その画像をパソコンに取り込んで、ソフト(MacのiPhoto)やウェブページで見られるようにしたことがあった。拡大され…

検索とは何か

昨日からのコメント欄における検索(特に、画像の検索)に関する議論で噴出した論点を整理するために、まずは各氏の興味深い見解を引用しておきたい。美崎さんのコメント1 「記憶する住宅」には、「SmartCalendar」以外に、ハイパーテキスト群という強力な構…

写真を検索する必要はどこで生じるか?

今朝はちょっと急いで朝の定番の散歩コースを辿った。急ぎ足で20分くらい。それでも18枚写真を撮った。それらを見ながら、いつもここにアップする際にどんなタイトルを付けようか迷っていたことを思い出し、改めて写真を検索する必要性と検索に必要な「タグ…

いうまでもなく、検索とは想起のことである

中山さんのところ(『横浜逍遥亭』)で、美崎薫さんが大変興味深い自説を展開している。 Googleと美崎薫さんがやっていることを理解するためにも非常に貴重だと私が思うポイントに絞って、美崎さんの議論を少し整理し、今後に役立てたい。いうまでもなく、人…