生活

a happy new year from a Ferris wheel

子供の頃からなぜか観覧車に惹かれる。今でも観覧車が視界に入ると目が離せなくなり、何とも言えないイイ気持ちになる。陶酔する。乗れるものなら、いつでも乗りたいが、たいがい乗れない理由があって、今までずいぶん乗り損なってきた。数年前、横浜みなと…

宮本常一が撮った昭和の情景

asin:4620606391 asin:4620606405 本書『宮本常一が撮った昭和の情景』(上下巻)は、宮本常一が昭和30年(1955)から昭和55年(1980)まで全国津々浦々を歩いて見て撮った十万枚の写真から約三千枚を選んで編集された大型本の『宮本常一写真・日記集成』(…

お婆さん

asin:4620605859 岡本太郎によっておよそ半世紀前に記録された「東北」、特にイタコとオシラ神の写真と文章に触れて思うところがあった(東北の自然と文化の底流をなし、現代の絵馬にまでつながる「あの暗いとさえいえる、生命力の炎の塊りのような動物」(5…

サンパウロの大停電の夜に

「サンパウロで大停電」の新聞記事を読んで、サンパウロ在住の写真家・楮佐古(かじさこ)さんのことを思った。案の定、彼の日記に停電時の「恐怖」の顛末が書かれていた。携帯電話の明かりを頼りに、「とりあえず」離れて暮らしている息子さんたちのアパー…

旧道のパン屋

散歩コースからは外れるけれど、近所の旧道沿いにパン屋ができた。開店してもうひと月以上経つらしい。昨日初めて立ち寄った。毎日車でその前を通っていたのに気づかなかった。Boulangerie Malesherbes、ブーランジュリー・マルゼルブ。なぜか、マルゼルブ通…

手乗り地蔵

身長6センチ弱の「手乗り地蔵」がやって来た。不思議なことに、机の上のどこにおいても違和感なくすぐに馴染む。なんとなくその横に置いた菅原さん(id:alsografico)作「キノコ」もそうだ。

マルメロジャム完成

一晩寝かせたマルメロからは結構な量の果汁が出ていた。水は加えずにそのまま火にかけて煮込む。途中で残りの砂糖を加えて煮詰める。ガスコンロの前に貼り付いて、藤原新也『アメリカ』を読みながら、焦げ付かないようにときどきかき混ぜる。私もひとりで車…

マルメロジャム

土曜日に手に入れたマルメロの果実でジャムを作り始める。マルメロジャムはトルコでは家庭で作るジャムとしてごく一般的だという。表皮の毛をタワシで軽く擦って落とし、種子を取り除いて適当に切り刻む。マルメロの重さ(1キロ)の半分の重さの砂糖(500グ…

Jonas Mekas, Walden - Diaries, Notes and Sketches

Walden - Diaries, Notes and Sketches

チェンジ

Coyote No.35 特集:ロバート・フランク はじまりのアメリカ作者: 新井敏記出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2009/02/10メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (23件) を見る Coyote No.38 特集:山郷の暮らし[夏、山…

早朝野菜をもらいに行く

私にとっては早朝の、まだ最後のちょっとHな夢を見ている頃、電話が鳴って目覚めた。帆足さんのご主人だった。これから自転車で野菜を届けるから、道を教えてもらいたいという。頭はぼーっとして働かず、ちゃんと説明できそうもなかったので、こちらからす…

解体

長年見慣れ、そこにあるのが当たり前のアパート群の解体が始まった。老人が多く住む。家財道具がそのままに行方知れずの人もいる。世知辛い内容の張り紙が風に揺れていた。最期まで見届けたい。 塚本さんちのエゾノシモツケソウ(蝦夷下野草, Filipendula ye…

季節感がない

ある人が「2009年の夏は終わった」と書いていた。 なぜか非常に新鮮に響いた。 風太郎が死んだせいか、 慢性蕁麻疹のせいか、 近頃特に、そういう季節感、ケジメがほとんどなくて、 いろんなことが境界が曖昧のまま、だらだらと続いている。 あえて「2…

マサオ君の密かな楽しみ:アンズ(Apricot)

あ、アンズ(杏子/唐桃, Apricot, Prunus armeniaca)ですね。まだ酸っぱいけど、しばらくおいとけば甘くなるよ。そうですか。ジャムにしようかな。 ワンパック下さい。はいよ。昨日のニンニクの芽、美味でしたよ。そうかい。 ルンルン。やっぱりアプリコッ…

花火(Firewoks)

20年以上ぶりにカミさんと豊平川花火大会に行く。まともな写真が一枚も撮れていないとカミさんに呆れられるが、本人は図らずも花火の正体が撮れたなどと結構満足している。

マサオ君の小さな幸福:ニンニクの芽(garlic spears)

おお、ニンニクの芽(garlic spears)ですね。100えんだよ。一束ください。はいよ。どーも。直売は気持ちいい。 ルンルン。帰宅後、早速有り合わせものと一緒に軽く炒めて食べた。歯ごたえも香りもよく、満足。マサオ君の小さな幸福。

マサオ君の庭の思想2

Derek Jarman's Garden作者: Derek Jarman,Howard Sooley出版社/メーカー: Thames & Hudson発売日: 1995/06/01メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 49回この商品を含むブログ (24件) を見るDerek Jarman's Garden (60th Annivers (60th Anniversary E…

一日一本の缶珈琲のような

ほぼ実物大?またまたまたコンビニのくじ引きで缶珈琲が当った! というのは嘘で、今日は一仕事終えてから自販機でこれを買った。なんと珍しいことか。缶珈琲はまず買わないし、よしんば買うとしても断じてブラックのはずなのに、迷わずやや甘のこれを買って…

天の采配か

昼休みに弁当を買いに行った近所のコンビニでくじ引きをしたらまた缶コーヒーが当った。複雑な気持ちである。前回当ったときはこんな様子だった。 コンビニでの会話(2009年06月05日) 今回もまた、私はよせばいいのに、「これで運を使い果たしたかなあ、、…

照明

アカシアが雨で散った日

数日続いた強風と一昨日夜半の雨で、昨日の朝には、町内のニセアカシアの花はほとんど散った。あの甘い香りも漂っていなかった。道端や歩道に掃き溜めたように薄汚れた花びらの塊が見られた。空気は澄んでいた。偶然の一致にすぎないのかもしれないが、昨日…

delicious

ヤマグワ(山桑, Mulberry, Morus bombycis)の実。酸味の強い独特の甘さ。懐かしい味。

熱に浮かされて

A River Dream作者: Allen Say出版社/メーカー: HMH Books for Young Readers発売日: 1993/03/29メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る 本は無理でも絵本なら、と枕元にはアレン・セイの絵本を積み重ねて寝ていた。蒲団…

アレルギー+風邪

水曜日の夕方から風邪で寝込んでいます。ご心配をおかけしています。まだ外出はできませんが、短時間机に向かうことはできるようになりました。まるで風邪がセレスタミンの副作用(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090606/p3)にまぎれて忍び寄ってきた…

アレロック、セレスタミン

二月に突然はじまった全身の皮膚のかゆみが治まらず、内蔵疾患との関連性も疑われたので、今週はじめに総合病院の皮膚科で診てもらった。若い女医さんは「慢性蕁麻疹」と診断し、アレロックとセレスタミンを処方してくれた。セレスタミンには抗ヒスタミン剤…

コンビニでの会話

通勤途中にコンビニに立ち寄って、昼飯用の弁当などを買ったとき、レジでくじ引きが一回できると言われて、差し出された箱に右手を突っ込み、当るはずがないと思いながらも、ちょっと迷って、一枚のカードを引いた。「お客さん、当たりです!」 「え? 何?…

桂不動

ヴェンダース夫妻の写真集『尾道への旅』をお伴に、山道を走り、八剣山トンネルを抜け、豊平川の上流を渡り、小金湯にある樹齢七百年を越えると言われるカツラ(桂, Katsura, Cercidiphyllum japonicum)の大樹、通称「桂不動」を見てきた。新緑に覆われ、黄…

塗装工事現場の親方Tさん

近所のアパート二棟の外壁塗装工事は着々と進行中である。「あれは?」「下塗りだよ」「そうですか」「二棟で、けっこう面積あるからね、今月いっぱいかかるかなあ」親方のTさんとはすっかり顔なじみになった。私よりも一回り以上高齢に見えるTさんはいつ…

帰宅途中

洗車中。久しぶりにこびりついた垢を落とす。 広いグランドのほぼ中央に聳える樹齢300年をこえるというハルニレ(春楡, Japanese Elm, Ulmus davidiana var. japonica)の大木の下でサッカーをしている中学生たち(→ 「ハルニレ」2008年5月13日)。

Ume Blossoms at Night

夕方、カミさんと市内の平岡公園の梅林に梅見に行ってきました。日が暮れてからライトアップされる梅の花を見るのが目的でした。夜桜ならぬ「夜梅」です。緩やかな傾斜の谷状の土地に約1200本の梅の木が植えられています。すでに散ってしまった白梅も少なく…