言語哲学入門

受講生の皆さん、こんばんは。
今週は大学祭でお休みです:)


先週の第1回目は、いきなり、ブランショ(?)の文学観に接ぎ木するようにして言語哲学ウィトゲンシュタイン(?)という哲学者の考えたこと、書いたこと、の「入口」まで案内しました。やむなく欠席した人はメインサイトの資料Aの「『論理哲学論考』解説」をダウンロードして目を通しておいてください。何言ってんだか、ゼンゼンワカンナーイ、と思った人もいるかもしれませんが、もう少し辛抱してついて来てください。文学とか哲学とか、芸術もそうですが、余暇にまかせて「お勉強する」ようなものではないと私は固く信じています。それどころか、人生一寸先は闇と言うごとく、私たちはいつどんなかたちでどうなるか、まったくわかったもんではないほど、不安定で心細い世界を生きている、最もか弱い動物なわけで、そんな私たちが実は一瞬一瞬触れている、そんなある意味では怖い現実を直視して、何が起こっても、冷静に対処できるように、頭と心を鍛える、真剣勝負の世界こそが、文芸の世界なのです。ですから、ヒェー、ムズカシイー、くらいの平凡な感想は当たり前なんです。でも、人生を少しでも深く味わいたいなら、多分そう直観して、「言語哲学入門」なんていかにもこむずかしそうな授業をとったはずだと思いたいのですが、実情はそんなことないのかも知れませんが、まあとにかく、ムズカシーが面白い!と思えるように、教える私も気合い入れてがんばりますから、ちょっと引きかけた人も、がんばってついて来てください。


......と、これは本音でしょうか?

いずれにしても、次回も色々と趣向を凝らして、「梯子」をかけたり、「扉」を用意したりします。