Google Book Search

朝日朝刊でも報じられたように、グーグルは年内に日本でも「書籍検索サービス」を始めると発表した。書籍検索サービスと聞いても、あまりピンと来ないかもしれないが、これはかなりスゴい(ヤバい)サービスで、従来の書籍流通と販売のシステム、図書館サービス等を根底から揺るがすものである。このサービスの背景には「ネット図書館計画」があり、それは世界中の図書館の蔵書の全ページをデータ化して、検索可能、該当ページの表示、等々を実現しようとする計画である。さらにその背景にはグーグル社の世界戦略があると言われる。増殖する地球上、世界中の膨大な情報を整理し尽くのに必要なシステムをすべて開発し、世界政府を構築する、という。いうまでもなく、このサービスには著作権問題が持ち上がっているが、すでに米英の5図書館がグーグル社と提携していて、米国版Book Search(beta版)は稼働している。そのスゴさ(ヤバさ)をそうと見抜けるかどうか、お試しあれ。http://books.google.com/