『9.11-8.15 日本心中』は「裏『島ノ唄』」?

これもブログの僥倖か。
大浦信行監督のドキュメンタリー映画『9.11-8.15 日本心中』を配給しているシネマチックネオの工藤貴之さんから、11月4日公開に先がけての2度目の試写会にお誘いを受けた。非常に光栄だ。しかし残念ながら行けない。『島ノ唄』にも行けなかった。
日本「近代」の最深部、最恥部に切り込み続けてきた美術家でもあり映像作家でもある大浦信行監督とその作品についてはウェブ上で間接的にしか存じ上げないが、凄い人がいるな、とずっと思いつづけてきた。以前どこかで今福龍太さんが大浦さんのことを書いていたように記憶する。記憶はあやふやになる。こんなとき、やはり美崎さんのいう「記憶をサポートする」融通無礙なツールは必要かな、とも思う。
『日本心中』(2001)以来4年越しで撮影されてきたという今回の『9.11-8.15 日本心中』には、針生一郎重信メイ鵜飼哲椹木野衣鶴見俊輔大野一雄、島倉二千六、岡部真理恵、金芝河!の面々が出演する。観たい!まるで「裏『島ノ唄』」のようだと直観した。
『9.11-8.15 日本心中』オフィシャルサイト(ブログ)では、予告編、重信メイのインタビュー、椹木野衣針生一郎の対話、等のYouTube映像を見ることができる。
一般試写会は、9月29日(金)、19時より東京・中野区の「なかのZERO(中野ゼロホール)」にて予定とのことです。オフィシャルサイトから試写会参加希望申し込みができます。近場の方、是非。中山さん、風待人さん、……、いかがですか。もし観に行かれたら、感想をお聞かせください。