自分の内外で起こる不明なもの、未知のもの、要するに「謎」とうまくつきあうこと。謎を排除しないこと。それがよりよく生きる秘訣である。

ウィトゲンシュタイン独我論からの出口の分かりやすい比喩をさがしていて、今しがた、大学のトイレでおしっこをしていてひらめいた。明日の言語哲学入門では、これをキーストーンにしようと決めた。謎とは本当の他者のことでもある。トイレもまた想起に相応しい場所であることに改めて気がついた。これは今日最大の発見かもしれない。
「命題態度」の解説はどうしようか迷っている。

今朝の散歩では、突風に散り舞う落ち葉が美しかった。ジョナス・メカスの50年代のブルックリンの映像を想起した。しかし、今朝はなぜかあえてカメラを持参しなかった。カメラを持たなくてもどれだけ新しいものを感受できるか、試してみたかったからだ。でも落ち葉が舞踊る写真を撮りたかった。ちょっと後悔した。