百葉箱は英語でStevenson screen

夜の散歩は南方周りのコースを辿ることにしている。昨夜初めてカメラを持参した。夜の景観は美しいが、私のカメラと私の技術ではその美しさは撮ることができなかった。

これは以前から心惹かれていた中学校の校庭に設置された百葉箱。百葉箱の存在とその名前に小学生のころから不思議な魅力を感じていた。いつも昆虫の腹を連想した。風を通すための鎧戸(一定の傾斜をつけ,少しずつ間をあけて平行にとりつけた幅の狭い鎧板でできた戸)のヒダヒダ感のせいだろう。ちょっと調べてみたら、案の定、「百葉」は八重の花びらや牛や羊の胃を表すそうで、特に牛の胃袋に似ているところから「百葉箱」と命名されたらしい。

英語ではイギリス人開発者の名にちなんで、「Stevenson screen」というらしい。手元にある英和中辞典には、「a ventilated case for meteorological instruments」という記述しか記載されていなかった。「日本における百葉箱の歴史と現状について」はなかなか興味深い。

百葉箱はノスタルジーを喚起する。小学生の頃をいろいろと思い出す。イギリス、庭も連想する。庭となれば、連想は尽きない。気象(学)にも惹かれる。そんな百葉箱が¥67,200でディスカウント販売されていた。

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朝の散歩でたどる北周りのコースでは、視界は非常に限られている。藻岩山をのぞいては、昨日掲載した写真に写っている山並みは全く見えない。



1メートル以上の長さに成長したツララ。今朝はこれ一本。