スズメと一口に言っても


札幌、くもり。雪解けさらに進む。陽当たりのいい所は、乾いたアスファルが広がる。

陽当たりの良くない所は水の溜まった轍が続く。

原生林では昨日と同様、ヒヨドリ(Brown-eared Bulbul)を一羽だけ見かける。

餌台(bird feeder)第五号。たいがいの餌台はその家の居間の大きな窓に面した庭先に設置してあるので、あからさまにカメラを向けるのが躊躇われることが多い。そこでちょっと離れた場所からズームして撮ることが多い。しかしちょっと離れると物陰に隠れて撮れなくなることも多く、取り損ねている餌台はまだたくさん存在する。

散歩の帰り道、表通りのアスファルトはほぼ完全に乾いている。

車道と舗道の境界線上にわずかに残る雪。雪に埋もれていたゴミ、ストローとかジュースの紙パックとかが点在していた。

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昨日意気込んだスズメ観察に関して、今朝の散歩では僅かに数羽しか見かけなかった。今日は生ゴミの日で、カラスたちが各ゴミステーションの周囲で騒いでいたためか。見かけたスズメはスズメだと思う。何を言ってるかというと、日本で人里に生息するいわゆるスズメには、全国的に留鳥として人家近くに住むスズメ(Tree Sparrow)と、本州中部以北の積雪の多い地域で繁殖するニュウナイスズメ(Cinnamon Sparrow)とがあるからである。しかし、私にはまだ現場でパッと見分ける自信はない。図鑑を見てもほとんど違わないように見える。色が微妙に違うようだが、見分ける自信がない。唯一区別に役立ちそうな目印は、頬の黒い斑だが、幼鳥にはない。今朝見かけたスズメには頬に黒い斑のあるのとないのが両方いたような気がするが自信がない。シャッター・チャンスもなかった。

とにかく、専門家によって大陸から北海道に渡来し離島や北部ではすでに定着しつつあり、このまま行けば広い範囲で在来のスズメを駆逐する可能性が指摘されているイエスズメ(House sparrow)の姿は見なかった。