セイヨウワサビではなくオランダガラシ(クレソン)のようだ

札幌、雨。やや寒い。

藻岩山の山頂に真っ白な雲がかかる。

道端にはyukioinoさんが教えてくださったオダマキ苧環, Aquilegia)、別名糸繰草(いとくりそう)が、あちらこちらに生えていることに気づいた。その葉は水を強力に弾く性質をもっているようで、表面張力も相まって、雨の滴が透明な宝石のように見える。オダマキは非常に美しい花を咲かせるようなので楽しみだ。

クルマバソウかルピナス(ノボリフジ)か、まだ決着をみていない、この美しい形態の葉をもつ植物。花が咲いて決着をみるまでは、とりあえず、クルマバソウ(車葉草, Asperula odorata, Woodruff)と呼ぶことにする。

原生林のエゾエンゴサク蝦夷延胡索, Corydalis ambigua)の数が昨日よりかなり増えていて、驚いた。フェンス越しに36倍ズームで撮影した。金網が写っている。

10分も歩かない内に、藻岩山上空の雲は流れ去った。

トウモロコシ畑の隅のルリカラクサ(通称オオイヌノフグリ)の一群のど真ん中に、すくっと10cmくらいの茎を立てて、直径数ミリの白い四枚の花弁の花を咲かせる草を、昨日はセイヨウワサビではないかと記録した。しかし再度調べ直してみたら、葉の形などから、どうもオランダガラシ(Watercress)、いわゆるクレソン(Cresson)に思えてきた。

このハーブ系の草の名前はすぐ知れると思ったが、まだ知れない。