ジョナス・メカスによる365日映画、5月、124日目。
Day 124: Jonas Mekas
Thursday May 4th, 2007
9 min. 51 sec.
4月16日のコブラのパート1に続く、パート2。パート1は一定のゲームの規則に従った楽器演奏者たちの駆け引きによる演奏の、しかしながら予測不可能な展開を楽しむという趣向の室内コンサートだった。今回のパート2は、周囲を人垣に囲まれた公園の一角らしき場所で、韓国とアフリカの混成太鼓奏者たちと尺八によるリズミカルな演奏をバックに、総勢20人くらいのダンサーたちが、思い思いの出で立ちで登場しては、時に整然と同じ振り付けで踊り、時にばらばらな動きを見せ、時に言い争いさえ見せるという演劇的な要素も含んだパフォーマンスを繰り広げる。パート1と同様に決められたゲームの規則に従った上でのダンサー間の駆け引きが、全体の流れに予想外の展開をもたらしているのだろうが、カメラのポジショニングのせいか、そのあたりがよくつかめない。ジョン・ゾーンの姿は見えない。