木の花では、ツツジの花はほとんど終わりかけている。クロフネツツジだけは今が盛り。ハクモクレンも、キタコブシも終わりかけ、シモクレンが盛り。サクラの仲間では、ヤマザクラの仲間は終わったか、終わりかけで、里ザクラの仲間はまだ元気だ。しかしサトザクラと言っても、ウメやモモやナシと区別はつくが同定できない種がたくさんあって、未だに混乱している。チシマザクラは覚えた。ネクタリン(桃)は他で見かけてもパッと同定できる自信はない。ハナモモは分かりそう。今朝も六種のサクラっぽい木を観察したが、同定できなかった。
例えば、この木はかなりの存在感で目に飛び込んできた。
近づいて見ると、これから開くのか、すでに凋んでしまったのか判別できない花が沢山ついていた。
これは隣家の庭のシモクレン。他の木の陰になっていたので、今まで気づかなかった。
チシマザクラが咲く庭のボケの白い花が開き始めていた。
これはお気に入りだったエゾヤマザクラ。花は一輪も残っていない。若葉に被われた。
今朝は住宅街ではスズメのさえずりがよく聞こえた。原生林ではヒヨドリ、そして多分ゴジュウカラとシジュウカラのさえずりが聞こえた。姿は見なかった。
草花では、チューリップが多くの庭で咲き誇っている。そしてスイセンの仲間が目につく。しかし今朝も自然と道端の野草の花に目が行く。紫の小さな花たちが目に留まった。
これは昨夜mmpoloさんが教えてくださった、ムラサキハナナ(紫花菜, Orychophragmus violaceus)。
これは多分、ワスレナグサ(勿忘草, Myosotis scorpioides, Forget-me-not)。
これは極小の花で、エゾムラサキ(蝦夷紫、深山勿忘草, Myosotis sylvatica, Wood forget-me-not)。ここで、今まで気にしていなかった多年性植物(多年草、宿根草、Perennial plant)と1、2年草(Annual flower)、あるいは球根類との間の違いが、植物のライフスタイルと進化の関係という観点からいろいろと気になり出した。これは宿題。
これは多分、カキドオシ(籬通, Glechoma hederacea subsp. grandis)。
これは調べがつかなかった。変わった花弁の小さな花。