サフラン・クラブに入りたい、八重山吹

札幌、晴れ。暖かい。

藻岩山。昨日も今日もウグイスのさえずりを聞く。

訳あって、今朝はいつもの散歩コースから外れた道を歩いた。小さな公園のプラタナスに若葉が。

意外な場所に空き地があった。爽やかな姿の若木を見た。

その傍に一輪のチューリップが咲いていた。

空き地に面した庭にオオムラサキツツジ(大紫躑躅, Rhododendron pulchrum, Azalea)が咲いていた。

これは何ツツジか分からない。レンゲツツジではない。

いたるところ、ライラックがほぼ満開。

これはライラックを撮ったのではなくて、実は左に小さく写る人生の先輩たちの朝の会議の様子をこっそり盗み撮り。毎朝決まってこのサフラン公園のどこかで会議をしている。楽しそうだ。少ない時で四人、多いときは七、八人が集まる。年齢不詳だが、一番若く見える人でも還暦はとうに過ぎている印象。私はまだ若造とみなされて、話の輪には入れてもらえない。というか、会議中はこちらからみだりに声をかけるのは憚られる空気が醸成されている。私は密かに彼らの集まりをサフラン・クラブと命名している。かなり多岐にわたる情報交換が活発になされているようだ。メンバーの方々は単独で出会った時には、笑顔で私に話しかけてくれる。

とっくに花が散り、若葉が生い茂ったハクモクレン

イチョウの若葉も目立ち始めた。

この廃庭の木陰にひっそりと咲くハクサンシャクナゲは毎朝チェックする。腰を屈めて覗き込むようにしなければ、見えない位置にある。撮影している時の姿はかなり怪しい。

これはあるお宅の庭に咲く、町内にまだ二本しか見ないヤエヤマブキ八重山吹, Kerria japonica cv. Plena)。昔はよく見たんだけどなあ、とはご主人の弁。