メチキチレ族の歌を聴いた Listen to the song of Metyktire!

7月12日のエントリー「メチキチレ族、歌声残し姿消す」に対して、paghpaghさんから、メチキチレ族はともかく、カイアポ族については「カヤポ(族)」という表記でウェブ上に日本語情報があるとお知らせいただいた。「カヤポ(族)」で検索した結果、たしかにカヤポ族に関する数多くの情報があったが、そこには、私が取り上げた朝日新聞の記事で示唆されたメチキチレ族の消息につながる情報は見られなかった。ただ、「カヤポ」の英語表記"Kayapo"を手がかりに検索していて、WikipediaKayapo peopleの項目からMetyktire(メチキチレ族)の項目に辿り着いた。そこには、すでに朝日新聞の記事と内容的にほぼ重なることが書かれていた。そしてその情報源は、いずれも今年の6月1日付の下の三誌の記事だった。しかもどれも全く同じ内容だった。

そして、結局のところ、メチキチレ族が半世紀あまり前に別れた母集団のカイアポ族(カヤポ族)に接触してきた理由は不明、ということだった。

朝日新聞の石田博士記者の報告記事にあった、「3日後には2曲の歌だけを残して姿を消した」、「彼らが残した歌は、一つはカイアポ族同士が近づく時の曲。もう一つはカイアポ族の人たちも聴いたことのない『低く、うねるような歌声』の曲だったという。それらはカイアポ族地域のすべての村に無線で流されたらしい。」という情報は載っていない。

"Metyktire, songs"でGoogle検索した結果、次の記事に「歌」のことが書かれていることを突き止めた。

しかも、件の歌の録音が下のページで聴けるというではないか。しかし、なぜかそのページはすでに閲覧不可になっていた。

ところが、幸か不幸か、キャッシュ・ページが生きていて、そこで、メチキチレ族が残した歌、明記されてはいないので、どちらかは不明だが、とにかく彼らの悲しげなトーンの歌声、というか語りのようにも聴こえ、最後には叫びのようにも聴こえる歌声を聴くことができた。音声ファイル(MP3)をダウンロードすることもできる。