蝦夷鳥兜、洋種朝鮮朝顔の黒い種子を見た

札幌、薄曇り。蒸し暑い。

藻岩山1。

藻岩山2。

数日前から遠目に惹かれていた紫の花に、無理をして近づいて、撮影したが、ピンぼけだった。

同定のために葉も撮影した。予想通り、トリカブト(aconite, monkshood, or wolfsbane, Aconitum)の仲間、エゾトリカブト蝦夷鳥兜, Aconitum yesoense Nakai.)だった。一株だけだったが、ちょっと驚いた。

ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔, Datura tatula)の果実が裂けて中から黒い種子が覗いていた。そこにカメムシが二匹食いつくようにしていた。大丈夫かと思った。

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追記。

家裏の雑草のなかに、極小の薄いピンクの花が目にとまった。鉾型の葉が特徴的だった。タデ、イヌタデの仲間、オオミゾソバ(大溝蕎麦, Persicaria. thunbergii var. stoloniferum)だった。ミゾソバの中で、「葉が大きく濃色の斑が入り、葉柄の翼が著しい」(梅沢俊著『新北海道の花』、279頁)変種らしい。「溝蕎麦(ミゾソバ)」なる命名は葉の形が蕎麦(ソバ)の葉に似ていて、溝(ミゾ)のような湿ったところを好むことに由来するという*1