マツヨイグサ、ゲンノショウコ、ラビッター、シラカバ、ヒメリンゴ

札幌、薄曇り。今朝の藻岩山(→flickr photo: Mt. Moiwa, October 27, 2007)。
今朝は一部の花の最期を看取るように歩いていた。

とある空き地の奥に黄色い花が目にとまる。マツヨイグサ(待宵草, evening primrose, sundrops, Oenothera stricta Ledeb.)の仲間だが、メマツヨイグサ(雌待宵草, Evening primrose, Oenothera biennis L.)ではなさそうだ。9月6日に記録した花弁の間の「隙間」が特徴のアレチマツヨイグサ(荒地待宵草, Evening primros, Oenothera parviflora L.)ともかなり印象が違う。

その近くの地表にへばりつくようにして極小のピンクの花があった。フウロの仲間だ。8月21日に記録したように、未だにゲンノショウコミツバフウロ、イチゲフウロの区別が曖昧なままだ。ゲンノショウコ(現証拠, Geranium thunbergii )の白花タイプか。

道端でまだこんなに濃い紫を発色しているムラサキツユクサ(紫露草, Tradescantia reflexa)を見かける。10月18日に記録したものとは対照的で、6月7日に記録したものに近い。

とあるゴミステーションで、餅つき機の最期も看取ることになった。「シヅオカ 餅つき機 ラビッター」。初めて見た。発売当時は高価だったんだろうな。

とある空き地の黄葉が鮮やかなシラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica)が「脱皮」していた。剥がれた表皮はそのまま「紙」に見立てて、手紙にでも使えそうだ。

その白樺の隣にあるこの木は、エゾノコリンゴ蝦夷の小林檎, Siberian Crabapple, Malus baccata var. mandshurica)かヒメリンゴ(姫林檎, Chinese crab apple, Malus prunifolia or Malus×cerasifera)かはっきりと区別がついていない。しばらく見ないうちに葉は黄色になり、果実も紅く熟していた。