ヤマブドウ、シュウメイギク、ムクゲ

札幌、晴れのち薄曇り。寒い。今朝の藻岩山(→ flickr photo: Mt. Moiwa, November 23rd, 2007)。また少し雪が積もった。昨夜、青森ではこの時期に積雪が1mを越えたところがあると聞いて、その1mの雪の体験が自分の体のなかにも記憶されていることを確認したことを思い出す。

ナナカマド(七竈, Japanese Rowan)の実を見上げて歩く。ベンヤミンのいう、デブリス(瓦礫)が一瞬かたちづくる星座、こそが人間にとっての最も深い感動であり、それが、古代ギリシア人もはっきりと認識していた、学習の根源的な契機であるミメーシス(模倣)を引き起こす、という考えを思い出す。

その存在には気づいていたのに、名前を知らない花。

まだ(11月15日)落ちずにあったヤマブドウ(山葡萄, Crimson glory vine, Vitis Coignetiae)の実。

落ちかけたシュウメイギク秋明菊, Japanese anemone, Anemone hupehensis var. japonica)の花びら。触れてみた。

皆で空に向かって歌っているような口を開けたムクゲ木槿, Hibiscus syriacus)の果実たち。

空き家のツララ。

トウモロコシ畑(Cornfield)に積もった雪。地上10cmの視点から。

舗道の雪。地上10cmの視点から。