誰に言葉を

読みのがしていた。

ふと、自分が今、書いている言葉は、ヨシ子ちゃんには届かない、ぜったいに届かない、と思った。ぼくは誰に言葉を届けたいんだろう、そう思い、目を閉じた。それでも部屋はまぶしかった。