ムラサキハナナ、スズランズイセン、シナノキ



札幌、晴れのち曇り。雨上がりの朝。風は弱まったが、気温はさらに下がる。でも、爽やかだ。大気もより澄んだ感じだ。原生林の下草のなかに、エゾエンゴサクとは色合いと形が違う紫の花が点在しているのが目についた。ムラサキハナナ(紫花菜, Orychophragmus violaceus)だった。ハナダイコン(花大根)他、別名が複数あるようだ。色の変異が見られた。


桜の仲間(広くはバラの仲間)を識別するのはもちろん、花を撮るのも非常に難しい。これは花びらを透過する光に感応したようだ。


あるお宅の庭で、見覚えのある釣り鐘状の花が目に留まる。スズランズイセン(鈴蘭水仙, Giant Snowflake, Leucojum aestivum)だった。通称はスノーフレーク、またの名をオオマツユキソウ(大待雪草)。命名は面白い。


まだ若いご夫婦のお宅の畑。先日ご主人が耕されたばかり。耕された畑を見るのが好きだ。


昨日は鯉のぼりが曇り空を背景に強風のなかを泳いでいた。



サフラン公園入口のシナノキ(科の木, 級の木, Japanese Linden, Tilia japonica)も若葉が繁ってきた。見上げると葉の隙間で朝陽が踊っていた。白黒の方が光をよく捉えることができるものなのかな。