買い物帰りにゴゼンタチバナ(御前橘)を見かける


昼食後、久しぶりに路地の階段を通って、カミさんと歩いてCOOPまで買い物に行った。再び風が強まり、晴れ間が広がっていた。爽やかだった。路地階段の上から藻岩山を見晴らす。ここからだと東側(右側)に延びる山裾まで見渡せる。



階段脇にはムラサキハナナ(紫花菜, Orychophragmus violaceus)、そして驚いたことにヤエヤマブキ八重山吹, Kerria japonica cv. Plena)の花がもう咲いていた。


階段を下りて、しばらく行くと、どんぐり公園がある。そこに美しい枝振りの通称ドングリの木、多分アカナラ(Northern Red Oak, Quercus rubra Linn.)の木が立っている。


COOPではお菓子コーナーで、「かーさんケット」が目に留まった。以前報告した「しおA字ビスケット」の隣にあった(しおA字ビスケットの書体は何?)。こういうパッケージ・デザインがまだ健在なのはとても嬉しい。



帰路、路地の階段を上ったところで、子猫が二匹ひなたぼっこしていた。近づいてカメラを向けると、慌てて民家の庭先に駆け込んだ。その直後のかなり警戒している様子を撮った。


そのお宅の庭から路地に向けて見たことのない白い花が開いていた。帰宅後調べてみたら、高山性のゴゼンタチバナ(御前橘, Chamaepericlymenum canadense)だった。命名の由来は白山の最高峰「御前峰」だそうだ。白い四枚の花弁に見えたのは実は総苞だった。中心の粒粒がこれから小さな花として開く。そして真っ赤な美しい実をつける。見るのが楽しみだ。