猫を探して

午後から晴れ間が広がり、昼の光の下で写真を撮りたくなって、散歩に出た。朝の散歩では最近通らない住宅街の中の道を選んで歩いた。正味一時間ほど。陽は射していても冷たい風のせいで朝よりも寒く感じたほどだった。猫には出会えなかったが、そのかわり朝の散歩だけでは出会えなかったかもしれない植物たちの姿を見ることができた。なかには未知のものもあった。


初めて見るなかなか面白い造形の花。ピンクの部分は花弁ではなく萼か。未同定。

ツツジ躑躅, Azalea, Rhododendron)の紫色が目に染みる。

見たことがあるようなないような花。葉から花弁へ、緑から黄色へのグラデーションが見事だ。未同定。

こんなところに、スズラン(鈴蘭, Convallaria keiskei)が。

ミヤマオダマキ(深山苧環, Aquilegia flabellata var. pumila)の花がきれいに咲いている。

ナナカマド(七竈, Japanese Rowan, Sorbus commixta)の白い花が咲きそうだ。こんなに早かったっけ。

ヤマバト公園のプラタナス(鈴懸の木, Platanus orientalis)に小さな若葉が出ていた。

フジ(藤, Wisteria floribunda)の蕾みだ。

「久しぶりだな。元気か。」

この枝振りは昨年劇的な出会いをしたノウゼンカズラ凌霄花, Campsis grandiflora)。こんな花をつける(→ 写真)。

シャクナゲ(石楠花, Rhododendron)の花と濃い緑の葉のコントラストに目が吸い寄せられる。

住宅街でシラネアオイ(白根葵, Glaucidium palmatum)に出会うとは。

これはいかにも高山植物。コケモモではないな。何だろう。未同定。