ハルニレのある校庭

校庭のど真ん中に聳えるハルニレ(春楡, Japanese Elm, Ulmus davidiana var. japonica)の大木の下でサッカーに興じる中学生たち。いつ見てもいい。ハルニレが彼らを見守っている。帰宅途中、信号待ちしている間に撮影した。ひと月ほど前にも報告した真駒内曙(あけぼの)中学校の校庭である。

そこでも軽く触れたが、普通なら邪魔だから伐採しよう、となりかねないところを、全く逆の発想でそのハルニレは守られ育ち、今は中学生たちがそのハルニレに守られている。邪魔をしているのはわれわれ人間の方である。これからは謙虚に多くのことを譲って行くことこそがわれわれ自身をも結果的に救うことになる。そんな大人の認識と決断が日々さりげなく子どもに伝わって行くことは素敵なことだ。