風太郎が草を食べる不確かな理由

風太郎は以前から散歩の時に道端の草を食べることがあった。体調を崩してからは毎朝決まった空き地の決まった草をムシャムシャ食べる。今朝もそうだった。観察していると草ならなんでも食べるわけではなく、臭いをかんでから選んで食べている。今朝は細長い葉と上の小さな写真にある披針形の葉を食べた。共に未同定。草を食べた後に吐くことも少なくない。今日は吐かなかった。

吐くことは必ずしも悪い兆候ではなく、むしろ多くの場合に吐くために草を食べることは知っていた。例えば、「犬が草を食べる理由」でグーグル検索してみると、関連する情報が、数多くヒットする。科学的根拠に基づいた知識ではなく、主に犬や猫の飼い主さんたちの経験知であるが、色々と参考になる情報も多い。それらを一瞥したところ*1、犬が草を食べる場合と理由は大きく二つに分けられるようだ。

1胃の調子が悪い(吐き気を催した)ときに、草を食べてその刺激で嘔吐するため
2腸の調子が悪い(消化不良)ときや栄養バランスが崩れたときに、症状にみあった草を選択して食べる

1に関して、胃の調子が悪くなる大きな要因に、犬はそもそも胃酸が強いということがあるらしい。胃酸過多なわけだ。そこで、草を食べることによって胃の中を中和する。実際には胃にたまっている未消化の食物や余分な胃酸を吐き出すらしい。

2に関して、腸の調子が悪いときには、地面の土そのものを舐めとったり、木の根をかじったりすることがあるらしい(風太郎も過去にあった。柔らかい石を齧ることもあった)。栄養バランスが崩れた時には、ビタミンやミネラルなどの補給や草に含まれる葉酸摂取のために選んだ草を食べるらしい。小型室内犬などは、家の中の土壁を舐めたり、人の手足や、自身の足の裏をしつこく舐めたりする行動が見られるという。

今度動物病院に行った時には、犬が草を食べる確かな理由について獣医さんに訊いてみようと思う。それから、風太郎が選んで食べる草の種類とその知られている薬効についても調べてみようと思う。ちなみに、住宅街の除草剤が散布されていそうな場所では決して食べさせないようにしている。