もし風太郎が選んで食べる草がキクイモだとしたら


キクイモの塊茎*1

id:mmpoloさんのご教示もあって、まだ確定はしていないが、風太郎が選んで食べる草はキク科のキクイモ(菊芋, Jerusalem artichoke/Girasole, Helianthus tuberosus)ではないかという線が浮かび上がった。そこで菊芋について調べていて、菊芋は昔からその優れた効能で知られる植物だったということを初めて知った。菊芋には血糖値を下げる働きのある「天然のインシュリン」とも呼ばれるイヌリンが含まれているほか、胃腸の調子を崩している風太郎が選んで食べるのも頷けるような効能がある。ただし、葉っぱにそのような効能があるのかどうかは未詳。

菊芋(キクイモ)とは、実はイモ類ではなく、菊科の植物でジャガイモのような舌触りとごぼうのような風味がある。果糖製造・アルコール発酵の原料となる。菊芋(キクイモ)に含まれる食物繊維のイヌリンという多糖成分には体内に入っても吸収されにくく、ブドウ糖などに比べ、極めてインスリンの分泌を抑えることから、血糖値を上昇させることがなく、インスリンの過剰分泌も抑えられることから、糖尿病予防や肥満予防に効果があると注目をあつめています。また腸内細菌を刺激し、ビフィズス菌などを活性化させるため、便秘解消や整腸作用などにも効果があります。
http://www.jksh181.com/seibun/seibun100.html

ちなみに、「菊芋普及会」の「菊芋マスター」(!)の福井正太郎さんによれば、

キクイモは、北米原産のキク科の植物。花は菊に似て、根はイモ状です。茎はまっすぐに2〜3m 位にまで伸びます。 ビタミン・ミネラル・酵素を含み、非常に生命力の強い植物です。アメリカ開拓時代、ヨーロッパからの移住者が厳しい寒さの中で倒れていく中、菊芋を食べていた先住民のトピナンプー族だけは元気に働いていた、と語られています。
http://www.e-kikuimo.com/

なるほど。北米先住民も菊芋パワーを知っていたのか。