ある人は言いました。「真の独自性とはいかに真似されやすいかということにある」と。またある人は言いました。"Code is Poetry." 同じゴールを目指すにしてもその過程に真の独自性は問われるということでしょう。それは一見似ているように見えても、よくよく見れば一人一人違うように、その人が持つ個性、当人も気づかないかもしれない個性なのではないでしょうか。その意味では、生きているだけで十分に個性的であり独自なのだということを私たちは肝に銘じるべきなのかもしれません。灯台下暗し。殊更に独自性なんか求めなくても。そこにいてくれるだけで、できれば笑顔で、それだけでいい。その不器用かもしれない言葉が、小賢しい散文ではなく、美しい詩のようであれば、真似したくなる。
