「まさおMasao」じゃなくて「わさおWasao」だった

え、なんだ? びっくりした!

「まさおが家にやってきたMasaoClaus Is Comin' to My Home」のかと思った。身に覚えはなかった。記憶にない。「ま」じゃなくて「わ」、「M」じゃなくて「W」だった!

題名は紛らわしいが内容は私「まさお」とは全く関係なく素晴らしい! 知らなかった。青森に人を幸せにする「わさお」という名前の犬がいることを。しかもカカさんをはじめとする多くの人たちの協力によって、現在わさおは「わさおサンタ」として全国に幸せを運んでいることを。私もrikuoさんがデザインしたハートフルなわさおTシャツが欲しくなったが、私はいつも風太郎Tシャツを着ているようなもんだし、似合いそうもないな。

わさおTシャツが制作・販売されます(『聴く耳を持たない(片方しか)』20081113)

わさおブーム」の発端は、「生き別れの双子の妹を探して、夜行列車あけぼので東北を訪れた」フォトブロガーのメレ子さんが青森の鯵ヶ沢あじがさわ)で出会った白い毛むくじゃらの犬に関するいつもながらの愉快な報告だった。

この報告がきっかけとなって知る人ぞ知る「わさおブーム」が巻き起こったわけだ。その経緯はこちらのインタビューに詳しい。

それにしても、モジャモジャ犬「わさお」はたしかにとってもキュートだ。「花咲か犬」として認定したいくらいだ。多くの人の心をつかんだのも頷ける、野性味と愛嬌を兼ね備えた独特の風貌。「わさおブーム」への道のりはメレ子さんが出会う前から準備されていたというべきかもしれない。もちろん、メレ子さんが、本名「レオ」という白い毛むくじゃらの秋田犬を「ギリギリな犬」、「わさお」と見立てることができた広く暖かいハート、ユーモア溢れる遊び心あってこそではあるが。

ふと、全国にはまだまだ沢山の知られざる「わさお」が生息しているはずだと思う。そんな隠れ「わさお」に出会う旅に出たくなる。その前に冷たくなりがちなハート、沈みがちな心をしっかりと耕していつもホクホクにしておかなければならないが。

さて、こんな心暖まる話を読んで、私はもうひとつの旅のことをぼんやりと考え始めていた。「三タTシャツ」を作るという方向に一歩踏み出すべきか否かという大きな岐路に自分が立たされていることに実はハッと気づかされたのである。来年は...、と鬼が笑うことを妄想し始めていた。

ちなみに、わさおTシャツは好評につき品切れで、現在鰺ヶ沢町観光協会が慌てて増産中とのこと。

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