白老町で

昨日、空きっ腹を抱えて、そうとは知らずにいきあたりばったりに立ち寄った「白老たまごの里マザーズ」内のレストラン「たまご館」で食べた「たまごかけごはん」が絶品だった。そこはもともと素朴な鶏卵直売所だったはずだが、見違える空間に様変わりしていた。たまごの優しい形を基調にしてトータルにデザインされたマザーズで働いていたのは地元の年配のおじさん、おばさんたちで、おしゃれな空間でややぎこちなくでもとっても丁寧に接客していた姿に心がほっこりしてとても印象に残った。シュークリームが売り切れだったのが唯一の心残りだった。ポロト湖ではカヌーに乗りそびれたが、鏡面のような湖面を音もなく滑走するカヌーに乗っていときの感覚を想像するだけで充分だった。ポロト湖キャンプ場(真冬、12月〜3月の間も営業している)の渓流の辺りで山菜採りをするアイヌのおばさんに出会った。何を採ってるのか尋ねたら、キノコだという。ボリボリ(ナラタケのこと。http://jh8neb.web.infoseek.co.jp/active/sansai-naratake.htm)ですか? と聞くと笑顔になって少し分けてくれようとした心遣いが嬉しかった。