ケータイシャシン


手と目の一部ないしは延長と化したコンパクトデジタルカメラを修理に出したため、仕方なく性懲りもなくケータイシャシンで遊んでいる。ムラサキツメクサアカツメクサ(紫詰草/赤詰草, Red clover, Trifolium pratense)、コウゾリナ(剃刀菜/顔剃菜, Japanese oxtongue, Picris hieracioides subsp. japonica)(?)、ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus)、警備員の佐藤さん。

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朝、いつものように大学の駐車場に車を停めた。駐車場の外側の空き地にムラサキツメクサの群生があった。少し離れてヒメジョオンの群生があった。さらにすこし離れた場所に黄色い点が見えた。近づいてみたら萎んだコウゾリナのようだった。駐車場を横切って校舎に向かう途中で明るいオーラを発している警備員の佐藤さんに引き寄せられるように近づいて挨拶する。別々に撮った写真はすべてボケていたが、悪くない。4枚をコラージュする。出来上がった花に囲まれた佐藤さんのイメージはあの短い時の流れの形象として悪くないと自己満足する。