夜の孔雀草と電柱

寒気は去り、日中の気温は10℃を超えた。夜になっても氷点下にはならず、素手でも凍えない。朝の散歩では邪魔に感じることもある電柱や電線が、夜間には愛おしく感じられる。特に街灯のついた電柱は生き物のようにすら感じられる。フラッシュは使わずに、街灯の光だけを頼りに撮れるものは限られる。肉眼にははっきりと見えるクジャクソウも、ISO1600、絞りを目一杯に開放して(2.8)、シャッタースピードを1秒以上に落としてなんとか撮った。カメラを固定し、シャッタースピードをさらに落とせば、ISO値も下げて、もっと肌理の細かい写真が撮れるだろう。いつか、ある写真家のように、月の光だけで花を撮影してみたい。そういえば、コンパクトデジタルカメラでf2を切る明るいレンズのがあるそうな。ちょっとひかれる。



クジャクソウ(孔雀草, Aster hybridus