雨の夜道


水たまりに月、ならぬ、水たまりに街灯。水たまりの箇所は、アスファルトがかすかに窪んでいる。頭では平らだと思い込んでいる道は実際には結構波打ったり、凹凸がいっぱいあったりする。歩いているうちに、そんな変化がよく感じられるようになる。足は、体は、アスファルトの下に隠れた土地を直に感じたがっているような気がする。