室蘭、イタンキ浜


向こうからカラスが一羽歩いて来る


テトラポットが砂に埋もれかけている


遠くにカモメの小さな群


流木に腰掛け、しばらく沖の方をながめる


沖をタンカーが行く


無人の浜辺。潮騒と海鳴りだけが聞こえる。コンクリート突堤の上で沖にレンズを向けていた私のすぐ脇を袋を手にした見知らぬ男が遠慮がちに「すみません」と言いながら通り抜けて、その先端まで行った。すると彼の頭上をカラスたちが舞い始め、すぐ傍のテトラポットの上に舞い降り、それからまもなくしてカモメの群もやって来て、彼の頭上を舞い始めた。浜辺は、カア、カア、ミュウ、ミュウ、にわかに活気を帯びた。



廃船1


廃船2


廃船3



流木



サーファー