その名はマレンコフ


新宿ゴールデン街で六十年間流しを続けて九月に八十二歳で亡くなった「マレンコフ」こと加藤武勇さんのドキュメンタリー映画がまもなく完成するという。「懐古的な映画ではなく、彼の人間性に迫るような映画にしたい」と意気込みを語った大上典保監督のドキュメンタリー映画「NAGASHI〜流し〜その名はマレンコフ」である。12月17日には新宿ゴールデン街劇場で試写会が開かれるという。流しの人生か、、。姜信子さんが伝えてくれた「ナミイおばあ」とどこかでつながる気がした。実際に会えなかった、演奏を聴けなかったのは非常に残念だが、夢の中でのように、できあがる映画の中で何度でも会えるようになるわけだ。それにしても、「マレンコフ」という名前がいいなあ。