千島薊、大山蓮華、亜米利加石楠花


チシマアザミ(千島薊, Kamchatka thistle, Cirsium kamtschaticum)、別名エゾアザミ(蝦夷薊)。アイヌは若葉を食用、全草の煎汁を脚気に用いたと伝えられる。

 階段のうへ


あざみ色のにくしみはとろけて、
あゆみをはこびゆく。
无明(むみょう)のかねをふりならす階段は
波のやうに上下にゆらめいてゐる。
あをざめた、あかい眼をした醜い魂の行者は、
その階段のまんなかに不安にひたつてゐる。


 『大手拓次全集 第一巻 詩I』308頁




オオヤマレンゲ(大山蓮華, Magnolia sieboldii)、別名ミヤマレンゲ(深山蓮華)。薬効




アメリシャクナゲ(亜米利加石楠花, Mountain laurel or Spoonwood, Kalmia latifolia)、別名ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)。北アメリカ原産。アメリカ・インディアンはこの木の根からスプーンを作っていたことから「スプーンの木」とも呼ばれる。