雑木林


シラカバ(白樺, Japanese white birch, Betula platyphylla var. japonica)、コナラ(小楢, Japanese small oak, Quercus serrata



ケヤキ(欅, Zelkova tree, Zelkova serrata


すっかり葉の落ちた木々が不規則に細長く続く林の中に通じる道の入口に立って、ああでもないこうでもない、と構図を決めかねているうちに、カサカサと早いテンポで枯葉を踏む足音が聞こえてきた。よく見ると、豆粒のような小さな白っぽい人影が近づいてくる。ジョギング中のおじさんだった。なんという偶然か。中央に走る男がいるという構図以外には共通するものは何も無いのだが、前エントリーで取り上げたサビーヌ・ヴァイスの写真を思い出しながらシャッターを切った。振り返った瞬間、逆光のなかでみすぼらしいシルエットが目に焼きつけられた。思わず、シャッターを切った。近づいてみると、幹のあちらこちらに枝が根元から折れた痕が残っていた。