散歩の略図


不思議なことに、ラフ・マップを描いているときには、楽譜や舞踏譜のイメージが頭の片隅に浮かんでいる。たいてい好きな音楽をかけているせいかもしれない。このような記憶の地図あるいは心の地図は、一般的な地図を大きく歪めた一種の位相空間を描写したものだから、他人には直接何の役にも立たない。