段ボール箱の入手と改造


before



after


近所のスーパーに買い物に行くたびに、無料で持ち帰ることができる、形も大きさも様々な段ボール箱が大量に置かれているコーナーに寄るのを密かな愉しみとしている。空いたばかりの箱は無造作に積み重ねられ、古いものは折り畳まれて本立てのような支えの中に立てて並べてある。その中から使えそうなものを選ぶ愉しみだけでなく、箱に印刷された情報や箱に貼られたシールに印刷された情報から、箱に入っていた野菜や酒やジュースなどがどこから札幌に運ばれて来たかを知るのも愉しい。先日持ち帰った箱の一つは、長崎県壱岐市にある「壱岐の蔵酒造株式会社」から送られて来た「柚子小町」なるリキュールが入っていたものだった。もう一つは、北海道中川郡池田町にある「池田町ブドウ・ぶどう酒研究所」から送られて来た「十勝ワイン」の中の「トカップ(赤)」が入っていたものだった。


持ち帰った段ボール箱を収納用として使う場合には裏返すことにしている。接着部分を剥がして無地の内側を外側にするのである。裏返して組み立てる際にはせっかくの無地を生かすためにテープは使わずに木工用ボンドを使う。そうして生まれ変わった無地の段ボール箱は必要以上に目立たないので、格好の収納箱になる。今回手に入れた「柚子小町」の方は段ボール箱にしてはシンプルでお洒落なデザインだったので、そのまま使おうかとも思ったが、やはり収納用としては目立ちすぎるので、裏返すことにした。