アパートの猫


Le chat d’appartement de Sarah Roper


たまたまつけたケーブルテレビのCN(CARTOON NETWORK)で、新人クリエーターの育成に力を入れているフランス老舗アニメーションスタジオの Folimage が発掘した、ヨーロッパ出身の新進気鋭のクリエーターが作る作品をまとめたショート・アニメコレクションをやっていて、思わずイギリスの女性監督サラ・ロペール(Sarah Roper)の「アパートの猫」に見入ってしまった。猫っぽくない顔の猫が主人公の佳い作品だった。猫ではないが、家族が留守中の風太郎の様子を自然と想像した。1/17(土)深0:00〜1:30に再放送される。ちょっと調べてみたら、YouTubeに作品紹介のビデオがアップされていた。


アパートの猫 (Le chat d'appartement)


「TOLLYWOOD short film theater」に丁寧な紹介もあった。

アパートの猫 
(Le chat d'appartement)
監督:サラ・ロペール
アニメーション:サラ・ロペール
7分、手書アニメーション、1998年、フランス

大都会のアパートに飼われた家猫は、ご主人が外出してしまうと、窓の外に広がる空を眺めて暮らしている。向いのビルの屋上に、鳥たちが集まり、老夫婦が大切に手入れをしている庭を見つけ、行ってみたくなる。こっそりと部屋を抜け出す。その先には、自動車や人々が激しく行き交う大通りを命からがら渡り、窓掃除のクレーンに誤って乗ってしまったりと大冒険が待ち受けている。
あなたが留守中に一人ぼっちになった愛猫を思い描くと、ホロリと涙してしまうかも。女性監督らしい心遣いが嬉しい小品。

 http://homepage1.nifty.com/tollywood/caf/petittetheater.htm


UPLINKから「アパートの猫」が収録されたDVDピクチャーブック「プチシアター VOL.2」も発売されていた。

 http://www.uplink.co.jp/cgi-bin/shop.cgi?action=detail&cat_key=1&id=298