2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ようこそ北へ

午後11時02分、id:hayakarさんから、青森を発ったという連絡が入った。

初冠雪

藻岩山(531m)はまだだが、1000m級の山の頂にはじめて雪を確認した。 手稲山(1023.1m) たぶん、無意根山(1464 m) たぶん、右が札幌岳(1293 m)、左が空沼岳(1251 m)

対象とは何か

ヴィトゲンシュタイン (WITTGENSTEIN) [DVD]出版社/メーカー: アップリンク発売日: 2000/09/26メディア: DVD クリック: 20回この商品を含むブログ (36件) を見る 私たちはまず若きウィトゲンシュタインが『論理哲学論考』で企てた無謀とも思える哲学的探究の…

流離/ハバナ、イシカリ

私たちは川のように流れ、中心から離れ続けるだろう。そう、コロポックルとなって、周縁に見捨てられたものたちを探し、離反しあうものたちを引き合わせつつ、お互いの記憶を真に創造的な交通の場に捧げ尽くして、ふっと姿を消すのだ。明後日早朝、夜行列車…

シロシキブ、ムシトリナデシコ、イチョウ

未同定だったこの小さな白い実を沢山つけた低木はシロシキブ(白式部, Callicarpa japonica f. albibacca)だった。id:yukioinoさんにご教示いただいた。 まだ、咲いている。ムシトリナデシコ(虫取撫子, Garden catchfly/Sweet William Catchfly, Silene ar…

ジョナス・メカス、ピーター・ビアード

古書の裏道を極める友人から、お前の欲しそうな本が手に入ったから見に来ないか、と連絡が入り、早速訪ねた。久しぶりだった。中心街を抜けて、北海道神宮の鳥居をくぐって、しばらく行った先に彼の住処がある。『ガジュマルの家』(asin:4022504811)に登場…

グルジアは実りの秋を迎えていた

グルジアは実りの秋を迎えていた。リンゴ、カキ、ザクロから蜂蜜、チーズまで、様々な農産物を地元のおばあさんらが道路際に並べて販売中。自家製ワインも同様に道端で調達すると、もう立派なディナーが道中で楽しめる。 こんな風に始まる朝日新聞朝刊の小さ…

私の大学、見えないキャンパス

先日「ジョン前田がロードアイランド・デザイン・スクールの第16代学長に就任していた(2008年10月15日)」でも紹介した下のキャンパス・ツアーのビデオを学生たちと一緒に観た。 risd’s new president 普通、大学のキャンパスというと、外部から隔てられた…

シナノキ、ハクモクレン、シュウメイギク、ヤマモミジ

札幌、小雨模様。寒い。 シナノキ(科の木, Japanese Linden, Tilia japonica)の黄葉も残り少なくなった。サフラン公園にて。 ハクモクレン(白木蓮, Yulan magnolia, Magnolia heptapeta[denudata])の黄葉はあまり落ちていない。サフラン公園にて。 Kさ…

人生VSOP?

ちょっと古いけど、「人生VSOP」という「人生訓」を知りました。 20年前に先輩から聞いた人生訓です。私は飲ベエなので、VSOPの話はすぐに頭のなかにインプットされました。40歳代半ばを過ぎて、改めて思い出しながら自分の人生を考えるきっかけにしたいと感…

迷子の迷子の子猫ちゃん

人生の一場面で途方に暮れる、迷子になることはよくある。そして人生という生きられる時空全体のなかで迷子になるということもある。だから、「人生訓」のような「人生地図」が役立つこともあるのだろう。混乱とか混迷と言われる複雑な状態のことを考えてい…

資料:情報デザインとしての地図

0過去資料 資料:地図・ダイアグラム(2007年10月21日) 資料:地下鉄路線図に見る情報デザイン(2007年10月16日) 1時間軸変形地図が示唆する情報デザインとしての地図(1)杉浦康平の時間軸変形地図*1 『idea アイデア』(2007年9月号)より (2)'Travel Ti…

アメリカフヨウ、イチョウ

札幌、小雨模様。寒い。ハヤカーさん(id:hayakar)がやって来る頃には予報通り、初雪が降りそうな予感。 花の記憶も記録もない。ノリウツギ(糊空木, Hydrangea paniculata)か。園芸品種のミナヅキ(水無月, Hydrangea paniculata 'Grandiflora')か。未同…

地域の特徴と地球温暖化

日本の大学で唯一のブドウとワインの研究所が山梨大学にある。その名も「ワイン科学研究センター」。60年以上の歴史をもつ。山梨といえば、ブドウの生産量日本一。 山梨大学ワイン科学研究センター 国立大学法人 山梨大学 - 山梨大学発ワイン 今日の朝日新聞…

妻がコロポックルに遭遇した

昨日の出来事である。妻:友人親子とランチするためにたまたま入ったレストランで、とても小柄なお爺さんを見かけたわ。背丈は小学校低学年の子くらいだったかしら。 私:え!? 髭は? 蕗は? 妻:何言い出すの? 私:それは、コロポックルだよ。 妻:コロ…

記録映画保存センター:オーファンフィルムの消息

映画の世界でも、古いフィルム原版の「保存」の問題がクローズアップされ始めた。 記録映画フィルム、保存に力 研究者らセンター設立(asahi.com, 2008年10月25日) 同じ内容の記事は同日付けの朝日新聞夕刊一面にも「戦後の記録映画 残せ」という大見出しで…

冬支度、大根干し

空き室。 町内では冬支度が始まった。本格的な雪囲いはまだ見ない。 えっ! どうした? サフラン公園の公衆便所の裏にナナカマドの倒木が横たえられていた。根元近くで斜めに裂けるように折れている。 町内では本格的な「大根干し」が始まった。 やあ。コロ…

フィルム・アーキヴィスト、現像職人

日本でも数年前からフィルム・アーキヴィストという仕事をちらほら聞くようになった。 フィルム補修と詩作:松本圭二氏の痛快(2006年09月23日) 今でもまだ知らない人は少なくないかもしれない。日本だけではないが、映画は作る、観る、批評するでサイクル…

キジムナー親爺とコロポックル爺、現るか。hayakarと行くishkarその5

いつもの悪い癖で、旅のシナリオが暴走し始めている。キジムナーやコロポックルを召還したばかりだというのに、今度は、ハヤカーさん(id:hayakar)を前世ではキジムナーだった怪しい親爺、自分を前世ではコロポックルだった可愛い爺に見立てた道行きを想像…

アスパラガス、ナナカマド、シナノキ

札幌、晴。眼に飛び込んできた、ある家庭菜園のアスパラガス (Asparagus, Asparagus spp.)。 サフラン公園で拾ってきたナナカマド(七竃, Japanese Rowan, Sorbus commixta)の果実とシナノキ(科の木, Japanese Linden, Tilia japonica)の果実。シナノキの…

石狩ルーラン16番地。hayakarと行くishkarその4

asin:402260185X:detail 司馬遼太郎『北海道の諸道』に厚田村が出てくる*1。時間が許せば、id:hayakarさんをお連れしたいと思っている。厚田と云えば、夏のシュッポロで金ちゃんid:simpleAの胃袋に消えたことで話題にもなった、あの知る人ぞ知る銘菓「厚田最…

今、ここ

三ちゃん(三上)とルーちゃん(Ludwig Wittgenstein)の架空の対話2三ちゃん:この言葉の意味は、とか、この天気図が意味していることは、とかと同じようには、人生の意味は、とか、世界の意味は、なんて言えないのは、「意味(する)」という言葉の使い方…

見たもの、読んだもの

キジムナーからコロポックルへ。hayakarと行くishkarその3

左はガジュマルの家。右は本物のガジュマルの葉。2006年の奄美自由大学に参加した際の「パスポート」。 「奄美自由大学」の検索結果一覧 大島孝雄著『ガジュマルの家』を手にした時、二年前に、生まれてはじめて奄美大島を訪れ、ガジュマルの樹にはじめて接…

三上ゼミ、一歩前進

井戸:そういうわけで、三上先生の「そもそも三上ゼミとは」の話が長かったので、時間はあまりありませんが、今後は会えないときも、矢野君が作ってくれたGoogleグループの「三上ゼミ2008」で連絡を取り合ったり、意見を出し合ったり、資料を共有したりしま…

ようこそ、北へ。hayakarと行くishkarその2

シュッポロは終わらない。12月の話をすれば、鬼が笑う。まだ11月がある。SLと化したhayakarさんがシュッポ、シュッポと北海道にやって来る。 いざ、北へ(『hayakarの日記』2008年10月22日)より 意味不明の場合は、昨日のエントリーおよび「シュッポロ」関…

人間ドックの日

札幌、晴。昨日から急に雪虫の姿が見えなくなった。 めんこいなー。ちゃんと可愛がれよー。はい。 いってらっしゃーい。 病院に向かう道で目にとまった高圧送電線用の鉄塔。電力のない生活を想像する。 自分の体はいつも自分でちゃんとチューンナップしなき…

hayakarと行くishkar:水の記憶の巡礼

11月1日、宮澤賢治さながらに夜行列車に乗って津軽海峡を越えてはるばる会いにやって来てくれる変わり者がいる。東京下町の手拭いオヤジことid:hayakarさんである。お目当ては風太郎。私はついでである。最近ちょっとブルーな気分の花咲か爺はそれでもとても…

夕景+S

校舎を出た時、夕焼け空を背景に藻岩山が美しいシルエットを描いていたので、思わずシャッターを切った。ところが、距離感がつかめず、よく撮れていなかった(下)。むしろ手ぶれがひどい撮り損ないの写真の方が光がS字を描いてダンスしているみたいで、い…

ひび割れ、染み、影

札幌、晴。久しぶりに雪虫注意報解除。近所のペンキ屋さんの物置の壁のひび割れに目が行く。後から写真で窓の鉄格子から赤錆が溶けて流れた跡の染みと影に気づく。撮影したときにはひび割れ以外はほとんど意識していなかった。Mさんの庭でMさん自慢のトラン…