2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雪のなかの植物たち

レンギョウ(連翹, Golden bells or Weeping forsythia, Forsythia suspensa) マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) ノラニンジン(野良人参, Wild carrot, Daucus carota) オオアワダチソウ(大泡立草, Goldenrod, Solidago gigantea var.…

アカゲラのリフレーン

アメリカノリノキ(亜米利加糊の木/糊空木, Smooth hydrangea, Hydrangea arborescens 'Anaabelle')、通称「アナベル」。 萎れ果てたアナベルを撮っていたとき、拍子木の音に似た聞き覚えのある乾いた丸みのある音が聞こえていた。何だろう? アナベルを撮…

小森さんのラジオから流れていた歌

雪かき道具*1 普段手に持つ物と言えば、ペンか食器か鍋かフライパンかヤカンか本かカメラくらいのヤワな生活を送っている。今朝家の周りの20センチくらい積もった軽い雪を短時間に腕の力任せにかいたせいか、両腕が筋肉痛である。雪かき(除雪)には私にとっ…

雪景色

アスパラガス (石勺柏, Asparagus, Asparagus officinalis) ホトトギス(杜鵑, Toad lily, Tricyrtis hirta) ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus) フジ(藤, Japanese wisteria, Wisteria floribunda) コナラ(小楢, Japanese smal…

帰り道

雪だるま2号

さらさらした雪が深々と降り続いています。今のところ積雪は10センチくらいです。ベランダに雪だるま2号を作りました。 撮りたいのは、身うちからあふれる強い個や言葉を、ねじふせるような静かさ。自分じしんを、ちいさな存在と思わせてくれるもの。カメラ…

雪割り酒

平良孝七(たいらこうしち、1939年−1994年)、英伸三(はなぶさしんぞう、1936年生まれ)、鈴木清(すずききよし、1943年−2000年)の写真を傍らに、雪割り酒で雪に乾杯。 参照 英伸三の写真 鈴木清・フォトギャラリー 関連エントリー 現代の遠野物語(2009年…

台北の朝、台中の夜

11月14日朝、台北の裏道で犬のウンコを踏んだ後、康楽公園の公衆便所で靴を丁寧に洗い、向かいのマックに入りカプチーノを注文する。 11月18日夜、台中の好小子で夕食後、唐山茶でナツメ茶を注文する。

木枯らし

未詳 エゾノシモツケソウ(蝦夷下野草, Filipendula yezoensis) マルメロ(榲桲, Quince, Marmelo[pol.], Cydonia oblonga) バラ(薔薇, Rose, Rosa) キンギョソウ(金魚草, Snapdragon, Antirrhinum majus) ラベンダー(Lavender, Lavandula angustifol…

上弦の月、雪見酒

風のおさまった夜、乾雪が静かに降り続ける。上弦の月が雲に見え隠れする。屋上ともいえるベランダの上で月&雪見酒。「酒」はトリスのハイボール。 たくさんの人たちと、おしまいの空を見る。 (中略) 万物おしまいよりいづる。そういう国の、屋上にいる。…

霜柱

*** ノボロギク(野襤褸菊, Common groundsel, Senecio vulgaris) ハチジョウナ(八丈菜, Sonchus brachyotus)か マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) ホソバウンラン(細葉海蘭, Toadflax, Linaria vulgaris) スナゴケ(砂苔, Racomit…

散歩のたのしみ

サフラン公園でよく会う「ビーグル」という名のビーグル犬。飼い主のおばあさんにも年齢は不詳。多分十歳くらい。最近なぜか私に懐いてくる。 無防備に振り返ると、さびしい思いをする。それも散歩のたのしみと思いなおす。 石田千『踏切趣味』筑摩書房、200…

Radar Love、蝦夷紫、島寒菊、小林檎、雪晃木、芒、銀杏、藤

未詳 黄色い花のクレマチス(鉄仙/風車, Russian virgin's bower, Clematis tangutica)、通称レイダーラブ(Radar Love)の綿毛。 エゾムラサキ(蝦夷紫, Wood forget-me-not, Myosotis sylvatica) シマカンギク(島寒菊, Chrysanthemum indicum)か ん? …

ぽっぺん、鼓膜のはて

ぺこん、ひっくりかえり、ぽこぺぽんともどる。遠いように、耳もとのように聞こえる。そっと息を吹きこむ。おっかないののちに、おもしろいが来た。いまも、そんなことがある。 (中略) うれしいがはぜ、悲しいがとびあがる。こわごわ息をふきこみ、ぺこぽ…

月が融ける

机上の果実の庭

この「机上の果実の庭」に最近仲間入りしたのは左下のマサキとツルマサキの果実である。上のマルメロの実はジャムにすることも酒にすることも諦めて結局萎びてゆく過程を観察することにした。3個あったうち1個は出張から戻るとカビに覆われていたので捨て…

移動ヘルプカートに乗る

空港内の連絡通路を軽やかに走る電動カートに一度乗ってみたいと思っていたが、なかなかその機会は訪れなかった。先日出張を終え、新千歳空港に到着し、国際線ターミナルから国内線ターミナルに向かおうとして、長い連絡通路を歩きはじめ、動く歩道(moving …

セバスチャンの旅

Gražvydas Kardokas in Kaunas ジョナスの11月14日の日記にリトアニアの首都ビリニュスの隣町カウナスにいる息子のセバスチャンからのビデオ・レターが載った。カルドカス(Gražvydas Kardokas, born 1957)がカウナスの路上で踊りながらサックスを吹いてい…

夕景

台北

旅の道連れ、移動の快楽

Agend'Ars アジャンダルス作者: 管啓次郎出版社/メーカー: 左右社発売日: 2010/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る アイヌ神謡集 (岩波文庫)作者: 知里幸恵出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1978/08/16…

いつもの散歩

7泊8日の出張の旅から戻ってみると、落葉樹の多い街路樹、公園や庭の木々はほとんど葉を落とし、遠目には侘しい風景になったが、枝振りが味わえるようになったし、見通しがよくなった分だけ果実や新芽が目立つようになった木も多い。全体的にはカラマツ以…

台中の好小子、唐山茶、春水堂

高速バスで台北から台中に向かう途中の景色 18日、青島から上海経由で台北に飛び、台北から高速バスで台中に入った。こう書くと簡単だが、実際には私にとっては非常に煩わしい中華人民共和国を出国するための税関の手続きと、中華民国に入国するための税関の…

台北、最後の夜に

[[ 19日夕方、台北駅に着いて、タクシー乗り場を探し歩いていたら、どこからともなく非常に小柄で色黒のおじさんが近づいて来て身振り手振りを交えながら大声でタクシー乗り場の場所を教えてくれた。通訳してくれたTさんによれば、そのおじさんはかなり訛り…

マルメロの木

ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus) オオイタドリ(大虎杖/大痛取, Giant Knotweed, Polygonum sachalinense) 何の果実か、未詳。 オオアワダチソウ(大泡立草, Goldenrod, Solidago gigantea var. leiophylla)の綿毛 アズマギク(…

深圳点描

11月14日午後4時(日本時間午後5時)すぎ、深圳国際空港に着陸態勢に入った飛行機の窓から海岸線に升目状に拡がる田んぼのような池が目に飛び込んできた。何かの養殖用の池かと思ったら、塩田だった。 宝安区にある深圳国際空港。 Lさんの案内で広東料理…

青島(チンタオ)の金沙灘海岸で

青島市夜景 青島(Qingdao)流亭国際空港 経済技術開発区にあるホテル6階の部屋からの眺め。近くには飲食店もスーパーもコンビニもない。 部屋で青島ビールを飲むしかない 朝の景色 B学院で仕事を終えると、K院長じきじきにキャンパスを案内してくれた。…

台北の移動果物売りのおじさん

11月13日新千歳空港を発ち、台湾の台北と台中、そして中国の深圳と青島を巡った7泊8日の出張の旅から昨日戻った。今回の出張は、いくつかの事情から、台湾経由で中国に行き、また台湾経由で日本に戻るというやや変則的で、しかも移動に大半の時間が取られ…

校庭のプラタナス

ある校庭の隅っこに十数本並んでいるプラタナス(紅葉葉鈴懸の木, London plane or Sycamore, Platanus acerifolia) 先日大雪が降った頃にすべての株が幹の中程から見事にバッサリと伐られた。ここでもか、と落胆し、その痛々しい姿を見るたびに気持ちがち…

日常

地を這う祈り作者: 石井光太出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/10/20メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 80回この商品を含むブログ (15件) を見る 人は生を享ける場所を選ぶことはできない。気がついたら食うために家族を養うために同じようなことを…