2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
最近結構写真を印刷しているせいか、プリンターのインクの1本、PM(フォトマゼンタ)が切れたので、近所のCOOPの二階に入っているベスト電器に買いに行った。バラ売りだと一本1050円、「6色お徳用!」のパックは5670円。1本あたり945円。105円も安い。ち…
私はいうまでもなく、風太郎もだいぶ頭の毛が薄くなった。 若い頃は真っ黒だった鼻の色もずいぶんと薄くなった。町内には会うたびに「色が抜けた梅干しみたいだなあ」と失礼なことを言ってくれる愉快な人もいる。
南無さんが素敵な思い出を「注」にそっと記していた。 Bill Evans:彼は1980年に亡くなっていて私はその2年前の冬に金沢のコンサートで会っている。楽屋でのきわめて短い時間でしかなかったが我々の質問に根気強く静かに応える彼の姿が印象的であった。…
元永本『古今和歌集』(東京国立博物館, → 拡大写真) 元永本『古今和歌集『(e国宝, → 拡大写真) 元永本『古今和歌集』(文化遺産オンライン, → 拡大写真) これらはいわゆる「元永本」、現存最古の『古今和歌集』の完本である。日本の文字の歴史という観…
今朝の藻岩山(→ カラー大判) ライラック(Lilac, Syringa vulgaris) 宝石のような雫が細い枝に。愛しのプラタナス(紅葉葉鈴懸の木, London plane/Sycamore, Platanus acerifolia)。最後の一葉。 宝石のような雫を全身に纏っていたボケ(木瓜, Flowering…
「雨降る夜はあたたかい」という素敵なタイトルのラブソングのような心暖まるエントリーに目をみはった。ラブソングといっても、くじけそうになる自分をもうひとりの自分が励ますラブソング。「雨降る夜でもあたたかい!」人生って一面では結局その繰り返し…
昔娘がプレゼントしてくれた、もともとはキーホルダーの一部だった直径約1センチのガラス玉の地球儀。鉄のリングの中でこれが回転する仕組みだったが、軸を受ける部分のガラスが欠けて、ある時リングから外れてしまった。日本列島の反対側に南米、ブラジル…
Saudades Do Brasil: A Photographic Memoir作者: Claude Levi-Strauss,Sylvia Modelski出版社/メーカー: Univ of Washington Pr発売日: 1996/09/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る Saudades De São Paulo - Claude Levi-Strauss…
シュウメイギク(秋明菊, Japanese anemone, Anemone hupehensis var. japonica)
今朝の藻岩山。自宅屋根上から。背後の空に「言葉」が浮かんでくるような幻影にとらわれる。(→ 大判カラー) レヴィ=ストロースの庭作者: 港千尋出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/11/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含…
節穴から覗いたのは何十年ぶりだろうか。デュシャン... おお、クロちゃん。
年輪 スゲ(菅, Sedge, Carex)
おっと、そこにいたのか。 雫が凍っている。エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎, Manchurian crab, Malus baccata var. mandshurica) 白が綺麗だなあ。シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica)
今朝、本当にひさしぶりに、「めんこいねえのおばあさん」に会った。3ヶ月ぶりか。いや、調べてみたら最後に会ったのは4ヶ月前だった。 キキョウ(2008年07月24日) 会うとかならず、「めんこいねえ、めんこいねえ」ともちろん私にではなく風太郎に声をか…
たまげた。たまげてから2週間以上経った。 村中曼荼羅(『平民新聞』2008-11-11) 最初タイトルを見て、村中(むらじゅう)が曼荼羅なのか、どんな村なんだ? と性急に想像した。テクストの内容は小学校時代の同級生村中総一(むらなかそういち)君のエピソ…
なんだかんだ言って、私の人生は13年前から、風太郎が我が家にやってきた時から、風太郎を中心に回ってきたことを否定すべくもないことを告白しなければならない。風太郎が死んだら、あなたはもぬけの殻ね。そうだなあ。でも、「もぬけの殻」って何だ?蛇や…
白紙の上でエゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎, Manchurian crab, Malus baccata var. mandshurica)の果肉を人差し指で潰しながら動かした。まるで血のような深紅が伸びた。驚いた。夢中で指を動かした。「赤の予感」。下川さん(id:Emmaus)、こんな符合もあっ…
三日前に「味見」を予告したエゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎, Manchurian crab, Malus baccata var. mandshurica)の果実。すでに黒ずみ皺くちゃに萎んでいるものばかりだった。そのうち比較的マシな一個を味見してみた。ぶよぶよの果実を摘むと、皮が破れ、中…
実際に茶道部で経験を積み、茶道研究を卒論のテーマにもしている4年生のM君が、卒論中間報告を兼ねて、研究室で私を相手にお茶会を催してくれた。初体験の私に基本的な流れを説明しながら、濃茶と薄茶をたててくれた。旨かった。利休や織部など茶人の生き…
おっと、見事に破壊された雪だるま。残骸の上には犬の足跡と小さめの靴の跡が残されていた。破壊工作犬と破壊工作員がいるな。よくあること。これは俄然燃えてきた。雪だるま爺の闘いが始まる。「みんなの夢をキャッチするアンテナ」(小巻さん)どころか、…
ジョン前田のいう「単純さ」でやや混同されているように思うのは、物理的な単純さと意味的な単純さである。前エントリーで引用した箇所でクローズアップされる「棚」の「思い出の品 memento」は、物理的には単純で単一かもしれないが、意味的には途方もなく…
ふと愛おしくなった20年ちかく毎日使っているやかん。見つめていると色んなことが思い出される。死期が迫ったとき、身近に置いておきたいと思うものは何かな?と学生たちと考えた場面を思い出した。きっかけは、ジョン前田が『シンプリシティの法則』で披露…
自宅屋根上から撮影(→ カラー大判)。
「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」(田村隆一)も言葉だから、言葉は莫迦にできないよね。そんなことは先刻承知の上で言葉にならない予感を大切にして、色に惑わされずに、形を澄ます、ということを始めたのかもしれません。ねえ、下川サン(id:Emmaus)…
清掃工場の煙突 小学校の教室
昨日出会った雪だるまは今日も健在だった。失われた右腕らしき細長い雪の固まりが背後に落ちていた。それを拾ってくっ付けようと試みたが、冷え込んで湿気のない雪の固まりはポロポロと崩れてしまった。頭から生えているのはやっぱり角だった。何をキャッチ…
「寸松庵色紙 」(文化遺産オンライン) → 拡大写真 「継色紙 」(文化遺産オンライン) → 拡大写真 「升色紙」(文化遺産オンライン) → 拡大写真 日本語のデザインのお手本は、上に見られるような、文字組みに関わるひらがなの「連綿」とレイアウトに関わ…
asin:462207351X 88–89頁 レヴィ= ストロースの写真集『サンパウロへのサウダージ』に収録された最後の写真に目が釘付けになった。高所から崖淵を走る道路の下に広がる平原を蛇行する川を望み、その果ての地平線の向こうには海の気配が感じられる壮大な景観…
藻岩山の写真にかんして、下川さん(id:Emmaus)が「全体」が見えないのはどうしてかなあと、変な質問を投げかけてくれた。「変」とは、最高の賛辞である。それは「深い」とも読む。 今までずっと藻岩山の写真をその時々に目を凝らして見ているのですが、な…