シメ、ヌルデ

家を出ると、裏山から野鳥の囀りと木を啄く音がよく聞こえた。シジュウカラゴジュウカラアカゲラの姿を見た。電線にはお気に入りのシメ(蝋嘴、Hawfinch, Coccothraustes coccothraustes)がとまっていた。その上空をムクドリの一団が横切った。ひとりで散歩するようになってからは、藻岩神社にお参りしてから、ヌルデの木のある空き地の横を抜け、タンポポ公園、サフラン公園を経由して家に戻る。今朝は落ちていたヌルデの実を拾ってきた。表通りの歩道、裏道、細道はどこもいったんとけた雪が凍ってツルツル状態だった。気づいたら、上体をやや前傾し歩幅を縮めて比較的滑らなさそうな箇所を探しながらちょこまか歩いている。無意識にかなり細かく体重移動を調節している。その歩く足元の様子をビデオ撮影してみた。


 Walking alone on the frozen lane, 34sec.


ビデオの中で手に持っているのがこのヌルデ(白膠木, Rhus javanica)の果実である。さんざん手で触れた。ウルシの仲間なので、手がかぶれるかもしれないが、それもまたよし。