プラタナスのパラシュートのような種子


Henry D. Thoreau, Faith in a Seed, Island Press, 1993, p.65


先日、プラタナスの果実は「まるで落下傘部隊のようだ」と書きました。


ソローの種子に関する著作でも、プラタナスの種子(正確には痩果)は‘parachute’ (「風散種子」と訳されることもある)と明記されていますが、ひと月ほど前に褒めた、本書に掲載された米国の著名なイラストレーター、アビゲイル・ローラー(Abigail Rorer, b.1949)の挿絵では、球状果(集合果)はその表面の細かな凹凸まで細密に描かれているものの、肝心のパラシュートのような種子(痩果)が描かれていないのが残念です。


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