記憶の彼方へ

古い写真のなかの看板

「森永ミルクキャラメル」。昭和三十三、四年の円山動物園か。未詳。

記憶の函

「撮影」とはよく言ったものだと思う。写真は「影」だから、どんな時間と空間にも属さないと思いたい。写真をアルバムから解放して空き箱にランダムに放り込む。まるで折り重なった色んな種類の落ち葉のようで、写真本来の姿を見せてくれていると思う。